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プレミアリーグとの2冠狙う大津は3回戦で流経大柏とのビッグマッチ。「一歩も引かないように」「しっかりチャレンジしたい」

ゲキサカ / 2025年1月1日 18時54分

 山城監督はリーグ戦序盤から強さを見せていた流経大柏について、「どういう試合をしているんだろう」とチェック。「凄く力のあるチームっていうのは1年間通して見てきましたし、僕ももう全員の名前言えるぐらい、流経の選手の試合を何回も見てきました。(3回戦は)とにかく楽しみゲームかなと思いますし、やっぱり日本一を取る上でそこを越えないといけないっていうのは、組み合わせが決まった時点で1番目についたもちろん場所でもあるので、調子の良さそうな相手ですので、柚木(創)君と亀田(歩夢)君、粕谷(悠)君……色々(好選手が)いますけれどしっかり真っ向勝負で戦っていきたいなと思います」と語った。

 Jクラブユース相手にも一歩も引かずに主導権を握るような戦いをしていた流経大柏から、学びながら見る機会が多かったのだという。その強敵との大一番へ向け、山城監督は「(プレミアリーグ)EASTの方がこう(良さを)消し合うっていうのはよく聞きますけど、かと言ってWESTが下という風には思っていないので。次は消し合いになるのかなと思いますけど、タスク含めたセットプレーとか、そういった部分で一歩も引かないように意識したい」とコメントした。

 流経大柏の榎本雅大監督は今季、「毎日を大事にしながら、日々のリーグ戦っていうのでもしっかり勝ち切る。サッカーの内容でも勝ち切る」ことを目指してきたという。その指揮官が「毎回紅白戦は下手したら週末のゲームより厳しいんじゃないかなっていうゲームをやってますんで」と説明するような日々の競争。そこで力をつけてきた選手が、プレミアリーグで強さを示し、選手権初戦でも躍動した。

 富山内定MF亀田歩夢(3年)や湘南内定FW松本果成(3年)をはじめ、大津同様に激しい競争で力をつけてきたタレントがズラリ。榎本監督も「(大津と3回戦で対戦する可能性のある)組み合わせ見た時に、物凄い選手喜んでたんで、どうしてもやってみたい相手だって。そういう部分では楽しみにしています」と大津との対戦を心待ちにしていた。

 プレミアリーグとの2冠を狙う大津の選手たちは、気合十分。GK坊野雄大(3年)が「大津は(伝統的に)トーナメントちょっと弱いっていうのがある中で、今年はプレミアも優勝して、必ずこの選手権も全国制覇して2冠取りたいなと思います」と誓ったように、プレミアリーグ初制覇で歴史を変えた世代は、どんな相手にも負けるつもりはない。

 また、嶋本は流経大柏の注目選手にU-17日本高校選抜でチームメートだったMF柚木創(3年)の名を挙げ、「チームにいてほんとに頼もしい選手っていう印象が大きい」とコメント。そして、「いい相手とこの大会でできるっていうのを本当感謝して、受け身にならずにしっかりチャレンジしていきたいなと思います」と意気込んだ。ビッグマッチを制し、悲願の選手権初優勝、プレミアリーグとの2冠達成へまた一歩前進する。
 
(取材・文 吉田太郎)

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