大黒柱の出場停止で緊急CB挑戦…初出場・龍谷富山の2年生SB村西琉斗「全国に出てもスキがないチームでこの舞台に戻ってきたい」
ゲキサカ / 2025年1月1日 20時37分
[12.31 選手権2回戦 松山北高 1-0 龍谷富山高 味フィ西]
守備の要を担うCBの宮林渉(3年=STG.FC)を出場停止、バイタルエリアを駆けるFW松代大輝(2年=広田FC Jrユース)を負傷で欠くなか、なんとか勝利を狙った初出場・龍谷富山高だったが、終盤のPK献上で失点を喫し、2回戦敗退に終わった。宮林の出場停止に伴い、右SBからCBに回ったDF村西琉斗(2年=STG.FC)は「宮林くんと松代の分も勝たせてあげたかった。自分の甘さが出たので悔しい」と唇を噛んだ。
富山U-18からの転籍で龍谷富山高に加入した宮林は最終ラインの統率、ビルドアップの起点を担うDFリーダー。この日はそんな大黒柱が不在のため、本来であれば右SBで力強い上下動を見せる村西がCBに回り、同じ2年生のCB海老椋太(2年=STG.FC)とともに最終ラインの統率を託された。
村西は随所で鋭い身体の寄せでボールを奪ったり、読みを利かせたカバーリングを見せていたものの、悔いが残ったのは後半25分の場面。PKにつながるファウルには関わっていなかったが、村西は「自分がラインコントロールをして、後ろから声を出すことを意識していたけど、失点シーンは自分の戻しが少し遅く、全体として声も足りていなかった。自分が一番声を出さないといけなかった」と責任を背負った。
また相手の1トップを担ったFW大西然(2年=松山市立小野中)への対応でも「何本かは自分でもいいカバーリングができたと思ったけど、相手の14番さん(大西)がポストプレーをしてくるのはわかっていたので、いかに潰しに行くかというところで、潰せた部分もあったけど、フリーで持たせた部分もあったので、改善すべき部分だと思う」と反省ばかりが口をついて出た。
それでも学校としても個人としても初の全国舞台、全国での勝利は格別なものがあったようだ。
「勝った試合はすごく嬉しかったし、負けたらすごく悔しい」。そう1試合の重みを痛感した村西は来季に目を向ける。「今日は自分たちの課題がはっきり出た。いいところはこれからどんどん伸ばして、悪いところはどんどん改善して、悪いところを一つずつなくしていって、全国に出てもスキがないチームを目指して、また来年この舞台に戻ってきたい」。レギュラーのうち7人は2年生。期待の世代の挑戦はすでに始まっている。
(取材・文 竹内達也)
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