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「今大会で1位狙えるくらい」ロングスローを磨いてきた日章学園MF小峠魅藍、プロでのチームメイトとの再会目指す

ゲキサカ / 2025年1月2日 11時10分

日章学園高のボランチ小峠魅藍(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[12.31 選手権2回戦 矢板中央高 2-1 日章学園高 フクアリ]

「まわりの人からは優勝候補としての期待は感じていて、自分たちも全国1位は目標にしていたんですけど、まさかこんなに早く終わるとは思っていませんでした」

 3年連続18回目、日章学園高(宮崎)の選手権は2回戦で終わりを告げ、MF小峠魅藍(3年=日章学園中)は悔し涙を隠さなかった。

 相手の矢板中央高(栃木)は、今年度は攻撃的なサッカーへの移行を掲げているが、元来の球際の強さは継続している。「お互い戦うチームだったので、そこで自分が戦えていなかった。弱さが出た」と後悔がついて出る。決勝点となった矢板中央の2点目は、素早いカウンターから生まれたが、直前のプレーが悔やまれる。

「2失点目も自分のスローインミスから失点していて……。みんなには謝って、『そんなの気にすんな』とか『覚えてない』とか言ってくれるんですけど、自分の中では自分のせいだと思っています」

 昨年度の選手権でも、FW高岡伶颯(3年=サウサンプトン内定)、MF南創太(3年=仙台内定)、DF吉川昂我(3年)とともに先発。小峠は今年度のチームをボランチとして攻守で支えてきた。セットプレーのキッカーも務め、選手権1回戦ではFKで高岡のハットトリックの完成をアシスト。さらに、ロングスローという武器も備えている。

 昨年度の選手権1回戦。相手の名古屋高DF月岡陸斗のロングスローはゴールをアシストするなど、大きな話題を呼んだが、小峠も「自分よりもはるかに飛ぶ」と衝撃を受けたという。それから1年間、己の武器を磨いてきた。「同じぐらい飛ばそうと思って1年間練習してきて。今大会で1位狙えるぐらいの距離だったり、弾道だと思っている」と確かな自信をつかんだ。

 高校サッカーでは日本一という夢を叶えることはできなかったが、小峠のサッカー人生は続いていく。

「伶颯や創太と自分が4年後に同じ舞台に立てるように、がんばろうって思えるきっかけになったので、この負けが良かったって思えるように、これから大学で4年間がんばっていきたいです」

 卒業後は関東の大学でサッカーを続ける予定だという小峠は、高校卒業後にプロの道へ進む高岡と南と再び同じピッチに立つことを目指す。

(取材・文 奥山典幸)
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