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[MOM5004]堀越FW三鴨奏太(2年)_「取れるだけ取っておこうかなと」圧倒的“スター性”示した4ゴール2アシスト

ゲキサカ / 2025年1月2日 19時2分

「あの時はけっこう、落ち込みましたね」。いまではさらりと振り返る三鴨だが、その言葉が駒沢の観客を魅了した4ゴール2アシストにつながったのも事実。大会前の『ゲキサカ』インタビューでは「自分のスター性、自分にしかないものは何だろうというのはずっと探してきたつもりで、今になっても別に答えは出てるわけではないですけど、この大会(予選)の活躍を見てくれて、色々な方が目を引いて下さるようなプレーをできているのは一つ個性があったのかなと思っています」と話していたが、全国舞台でもまた一つその実績を重ねることとなった。

 もっとも当の三鴨自身、この日の4ゴール2アシストという記録的な大活躍にも、手放しで満足しているわけでもなさそうだった。

「その言葉を見返すような活躍ができているのでは?」という問いにも、「今日の試合だけで言ったらそうですけど、全然納得していない」ときっぱり。「チームとしても1失点は見つめ直していかないと絶対に次は負けるし、6得点というのも逆に外したプレーのほうが全然印象に残っている。他の選手も決められたシーンはいくつもあった」と課題に目を向け、「決めたシーンは再現性あるし、もういいんで、決められなかったプレー、やられてしまったところを意識して次の試合に臨みたいです」とすでに次の試合を見つめていた。

 だからこそ、現状の個人成績にも一喜一憂するつもりはない。この日の4ゴールで今大会通算5ゴールとし、すでに敗退した日章学園高FW高岡伶颯を上回って得点ランキング首位に立ったが、「全く意識していない。始まる前もそうだし、今もそうだけど、得点王になりたいと思っていない」と言い切った。

「チームが勝てることが一番。これからいろんなストライカーが自分の得点に感化されて、いっぱい点を取ってくると思う。一番は淡々とプレーをして、目の前のチャンスをしっかり刺し切れば、得点王もあるとは思うけど、そこは全く意識していないし、正直どうでもいいので、チームが勝てることが一番」

 まずは他のストライカーとの“相対評価”で与えられる得点王よりも、チームにおける自らの仕事に集中していく構えだ。

「得点王は自分じゃどうにもできないので。例えばいま(第2試合で)オノノジュ慶吏(前橋育英)が2点を取っていますけど、これ以上取らせないというのは自分にはできないことですよね。だから目の前の試合で自分は結果を残すこと、チームが勝つことにフォーカスできれば。それで自ずと得点王というのも見えてくるのかもしれません」(三鴨)

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