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プレミア20得点の大津FW山下景司は3戦1得点で終戦…CB五嶋と一緒に筑波大へ「大事な試合で結果を残せるような選手に」

ゲキサカ / 2025年1月3日 15時35分

シュートを放つFW山下景司(3年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.2 選手権3回戦 流通経済大柏2-1大津 フクアリ]

 プレミア王者の称号を得た今年度のチームでも、選手権優勝の悲願は果たせなかった。20得点を決めて得点王を獲得し、プレミアWEST初制覇の原動力となったFW山下景司(3年)は、3試合1得点で高校サッカー最後の戦いを終えた。

 ベスト16で当たるにはもったいないカードだった。プレミアWEST優勝の大津高(熊本)と、同EASTで高体連最高位の4位だった流通経済大柏高(千葉)の激突。お互いにプロ内定選手を擁するハイレベルな戦いで、会場での当日券の販売はない満員のスタジアムで行われた。

 山下も「今までの人生で一番お客さんが見てくれる試合で、試合前の雰囲気も本当に楽しくて、夢のような舞台だった」と振り返ると、「だからこそ自分が決めて勝ちたかった。このメンバーともっと長く試合がしたかった」と声を震わせた。

 次なるステージは大学サッカーに移る。主将DF五嶋夏生(3年)とともに、筑波大への推薦合格を決めている。「今日みたいな大事な試合で結果を残せるような選手になりたい。大学4年間で自分自身を追い込んで、絶対にプロになって恩返ししたいなと思います」。アマチュアサッカー界の王道を渡るエリートストライカーは、FW内野航太郎や高校の先輩でもあるFW小林俊瑛らがいるハイレベルな環境に身を置くことで、更なるレベルアップを図る。

(取材・文 児玉幸洋)
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