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“静学らしさ”をより高めるSBの前向きなプレー。左SB鵜澤浬は「重要なポジション」で攻撃力発揮し、1アシスト

ゲキサカ / 2025年1月3日 14時31分

静岡学園高の左SB左SB鵜澤浬(3年==清水エスパルスジュニアユース出身)は攻撃力を発揮して1アシスト。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.2 選手権3回戦 高川学園高 0-2 静岡学園高 駒場]
 
 サイドバック(SB)の前向きなプレー、攻撃力が高川学園高(山口)撃破のポイントになった。静岡学園高(静岡)の川口修監督は難敵との3回戦について、「相手も駆け引きしてきたし、ウチも駆け引きして、相手が守備ブロック作ってきた中で、やっぱり突っ込んでったら餌食になるし、っていうなかなか難しいゲームでした」と振り返る。

 中へ入れたパスやドリブルを狙われていると分析。静岡学園はサイド中心にボールを散らし、抜群のスピードを持つMF原星也(3年)のドリブルなどからゴール前のシーンを作り出した。

 加えて、いずれも今大会初先発だった右SB野田裕人主将(3年=FC DIVINE出身、川崎F内定)と左SB鵜澤浬(3年==清水エスパルスジュニアユース出身)が常に前向きなプレーを選択。長期離脱からコンディションを上げてきた彼らの相手DFを剥がすドリブルや前向きな組み立てが“静岡学園らしい”“他には真似できないような”攻撃を生み出していた。

 静岡学園は野田と鵜澤の他にも右SB望月就王(3年)、左SB土田拓(3年)という攻守でチームに貢献することのできる実力派のSBがいる。1、2回戦は彼らが先発していたが、川口修監督は、「サイドでやっぱり起点を作るっていうのをもうちょっとやりたくて」という理由によって、1、2回戦で交代出場からチームの攻撃を活性化していた野田と鵜澤を先発起用。前半は野田が前向きな組み立てに加え、相手の前に潜り込むドリブルでそのプレッシングを攻略していた。

 一方、左サイドの鵜澤は前半、得意とする「いなすドリブル」をすることができず。奪われてカウンター攻撃を食らうシーンもあった。だが、「前半、凄い野田良くて、自分ちょっと悪くて、改善して行こうかなっていう思いはありました」という鵜澤が後半、徐々に特長を発揮する。

 後半4分のMF加藤佑基(3年)の先制ゴール後、前からボールを奪いに来るシーンの増えた高川学園のプレスを外して前進。ドリブルで中へ潜り込んでからのクロスや縦突破からのラストパスでチャンスを創出する。

 なかなか追加点を奪えない展開も守りに入ることなく前へ。そして、後半40分、「相手の守備が前目に来た時に、ぐっと外した瞬間、やっぱスペースとか、フリーの選手ができる」という鵜澤がドリブルでDFを外し、スルーパスでMF篠塚怜音(2年)の追加点をアシストした。

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