3度の決定機逸もPK戦5人目のキッカーで勝利を決める一撃!明秀日立FW竹花龍生「ゴールは次に取ってあるので、待っていてください」
ゲキサカ / 2025年1月3日 16時8分
[1.2 選手権3回戦 明秀日立高 1-1 PK5-4 帝京高 U等々力]
「押し込める時間で、したたかに2点目を獲りたかったなと。そこはエースの竹花に『もうちょっとやってもらいたい』と言おうと思っています(笑)」
明秀日立高(茨城)を率いる萬場努監督は、名指しでキャプテンの奮起を促す。エースで10番を背負うFW竹花龍生(3年=JFC FUTURO出身)の真価は、まだまだこんなものではない。
「帝京さんは上手さがあって、ボール保持率は相手の方が高かったですけど、最終的に勝った方が強いということになると思うので、何とか勝てて今は本当にホッとしています」。取材エリアに現れた竹花は、そう話して安堵の表情を浮かべる。
チャンスは何度も10番の元に訪れていた。1点をリードしていた後半4分。FW保科愛斗(3年)が裏へ送ったパスに抜け出すと、マーカーを剥がして左足で放ったシュートは相手GKがファインセーブ。15分にもMF貝原利空(2年)が相手ラインの背後にボールを送り込み、フィニッシュまで持ち込むも軌道は枠の左へ外れてしまう。
チームは29分にカウンターから同点弾を献上。追い付かれて迎えた最終盤の40+2分。ここも竹花に絶好の勝ち越し機が巡ってくる。貝原のシンプルなパスから、左サイドを縦にドリブル。対面したDFを巧みに外し、右足を振り抜いたものの、ボールはクロスバーの上へ消えていく。
「相手の最終ラインは凄くハイラインだったので、オフサイドに掛かる回数も多かったんですけど、背後の抜け出しはチームのプランとしても持っていたので、そこで何本か抜け出したシーンはあって、決め切れるシーンもあったんですけどね。『自分はこのぐらいの実力だよな』と痛感しつつも、チームメイトへの申し訳なさもありました」。エースが“もう1点”を決め切れず、勝敗の行方はPK戦へと委ねられる。
1人目は両チームともに成功すると、帝京2人目のキックをGK重松陽(3年)がストップ。以降は双方のキッカーが成功を続ける中で、5人目に指名されていた10番に『決めれば勝利』の順番が回ってくる。
緊張感に包まれた11メートルの勝負。ただ、竹花の頭の中はすっかりクリアになっていた。「もう『決めれば勝ちというシチュエーションを、みんなが取っておいてくれたな』と感じていましたね。自分が目立てるところはあそこしかなかったので、落ち着いて蹴ろうと思っていました」。
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