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東福岡がPK戦の末、静岡学園との激闘制し、優勝した15年度大会以来9年ぶりの4強へ

ゲキサカ / 2025年1月4日 16時12分

東福岡がPK戦の末、静岡学園との激闘制し、優勝した15年度大会以来9年ぶりの4強へ

[1.4 選手権準々決勝 静岡学園高 0-0(PK4-5) 東福岡高 U等々力]

 第103回全国高校サッカー選手権の準々決勝が4日に行われ、Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsuの第2試合では静岡学園高(静岡)と東福岡高(福岡)が対戦した。高円宮杯プレミアリーグWEST勢同士の対決は80分間で決着が付かず、0-0のままPK戦に突入。PK5-4で競り勝った東福岡が、優勝した15年度大会以来、9年ぶりの準決勝進出を決めた。11日の準決勝では前橋育英(群馬)と対戦する。

 静岡学園は4-1-4-1のシステムで、GK有竹拓海(2年)、4バックは右からDF野田裕人主将(3年、川崎F内定)、DF関戸海凪(3年)、DF岩田琉唯(3年)、DF鵜澤浬(3年)と並んだ。中盤はアンカーにMF堀川隼(3年)が入り、2列目の右からMF神吉俊之介(2年)、MF佐々木雄基(2年)、MF天野太陽(3年)、MF原星也(3年)。1トップをMF加藤佑基(3年)が務めた。

 東福岡も4-1-4-1で、GK後藤洸太(3年)、4バックは右からDF福川聖人(3年)、DF大坪聖央(3年)、DF山禄涼平(3年)、DF柴田陽仁主将(3年)と並んだ。中盤はMF佐藤宏耀(3年)がアンカーで、2列目の右からMF稗田幹男(3年)、MF杉谷俊哉(2年)、MF塩崎響(3年)、MF児玉愁都(3年)。1トップはFW伊波樹生(3年)だった。

 試合は膠着した展開が続く。静岡学園は両サイドバックの野田と鵜澤が積極的な攻撃参加から内側のポジションを取って攻撃を組み立てるが、東福岡の堅い守りに阻まれる。前半27分、ゴール前のこぼれ球を加藤がシュート。そのセカンドボールに天野が詰めたが、シュートはGK後藤に阻まれた。

 静岡学園は前半33分、左サイドバックの鵜澤がドリブルで駆け上がり、内側にカットイン。落としたボールを佐々木が左足ミドルで狙ったが、枠を捉えられなかった。東福岡も直後の34分に敵陣で奪ったボールを稗田が鋭いターンからスルーパス。杉谷が相手PA内でDFに体を当ててボールを奪ったが、その後のドリブルで体勢を崩してしまい、シュートまでは至らなかった。

 スコアレスで折り返した後半開始から静岡学園は佐々木と神吉に代えてFW乾皓洋(3年)とMF篠塚怜音(2年)を投入。乾が1トップ、3戦連発中の篠塚はインサイドハーフに入り、右サイドに原、左サイドに加藤が回った。後半2分、その加藤がドリブルで中に切れ込み、右足ミドルを狙うが、クロスバーを越えた。

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