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[MOM5014]東福岡DF山禄涼平(3年)_“日本一のCBコンビ”で静学封じ全4戦無失点! 2度のPK戦では1人目担当「触られても入る自信あった」

ゲキサカ / 2025年1月7日 10時16分

東福岡高DF山禄涼平(3年、写真左)

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[1.4 選手権準々決勝 静岡学園高 0-0(PK4-5) 東福岡高 U等々力]

 圧巻のクロス対応とカバーリングで4試合連続無失点の堅守を支え、今大会で2度目となったPK戦でもファーストキッカーとして君臨。東福岡高のセンターバックを担うDF山禄涼平(3年=ブリジャール福岡FC)が至上の存在感を見せ、過去3度の日本一を誇る名門を9年ぶりの国立ベスト4に導いた。

 1回戦の尚志高戦に続いて規定の80分間を0-0で終え、相手に情報を与えた状態で始まった今大会2度目のPK戦。それでも初戦と同じく1人目のキッカーを務めた山禄に迷いはなかった。

「1番が流れを作るみたいなのは記事でもよく見ますけど、自分みたいなキャラが外したら流れが悪くなるなとはずっと思っているので、自分が外さないように……というか、外さないですね(笑)」

 1回戦では尚志GKがゴールラインに座り、突然笑いかけてくるという駆け引きに直面した中、堂々と笑い返しながらゴール左ギリギリのコースに蹴り込んだ山禄。この日も同じ左のコースに強烈なシュートを放つと、ボールはGK有竹拓海(2年)に触れられながらも勢いを失わず、ネットに突き刺さった。

「(触られたのは)マジで焦りましたけど、練習でも『触られても入る威力で』というのは神山さん(神山竜一GKコーチ)にも言われてきた。触られても入る自信があったのでホッとしました」

 山禄によると、PKキッカーの1番手を任されたのは“キャラ”が理由。「成り行きというか(笑)、『1番手、誰行く?』みたいな感じでいつも自分の顔を(平岡道浩)監督が見てくるので、じゃあ自分行きますよと。緊張しないキャラじゃないけど、落ち着いているキャラではあるので、そこで選ばれているのかなと思います」。落ち着き払った振る舞いを見る限り、その人選はこれ以上なく適任だ。

 そんな山禄だが、PKキッカーとしての役割はほんの一部。今大会では1回戦から4試合連続クリーンシートの堅守を支えるという大仕事を担っている。

 一番の武器は恵まれたスピードに支えられた守備範囲。相棒のDF大坪聖央(3年)が185cmの高さを活かしてアタックを仕掛ける中、「裏を取られた後でも自分が後ろにいるのはチームにとって安心感があるのかなと思う。スピードあるカバーリング、守備範囲は日本一の自信があるので、そこでチームに安定感をもたらせられたら」という狙いを実現させている。

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