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[NEW BALANCE CUP]注目レフティMF山口豪太は自身の特長を改めて理解。日本一と選手権予選敗退の経験を昌平に伝え、自身の結果と3冠を目指す

ゲキサカ / 2025年1月5日 18時58分

昌平高の注目レフティMF山口豪太(2年=FC LAVIDA出身)はチームを勝たせる存在に

[1.5 NB CUP決勝T1回戦 昌平高 1-2 関西大北陽高 時之栖裾野E1]

 2025年シーズンの飛躍を目指す強豪校が1月3日から「NEWBALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権、静岡・時之栖スポーツセンター)で熱戦を繰り広げている。2024年インターハイ優勝校の昌平高(埼玉)は予選リーグ3試合で最多の15得点をマークして3連勝。5日午前の決勝トーナメメント1回戦で関西大北陽高(大阪)と対戦した。

 昌平は前半、丁寧にボールを繋ぎながら前進。相手のハイプレスにボールを引っ掛けられて速攻を受けるシーンもあったが、焦れずに攻め続け、U-17日本代表MF長璃喜(2年)のラストパスからMF飯島碧大(1年)が先制点をマークした。その後はキャプテンマークを巻いたU-17日本代表MF山口豪太(2年)が右サイドで鋭い仕掛けを連発。ワンツーや個の力でPAへ侵入して見せたほか、長の個人技や新1年生FW立野京弥(FC LAVIDA)の裏抜けから追加点を目指した。

 だが、後半は「(各選手が)言われたことだけをやろうとしすぎて、何か全部そればっかになって、それで上手くいかなくなって、どんどん相手のペースになっていっちゃったかなと」(山口)。追加点を奪うことができず、逆に2点を奪われて逆転負けした。
U-17日本代表の注目ドリブラー、MF長璃喜は先制点をアシスト1年生MF飯島碧大は先制ゴール
 山口自身もより周囲を見ることを要求された中、それを意識し過ぎるあまり、個でチャレンジする回数が減少。悔しい敗戦となったが、「ゲームには負けちゃったんですけど、負けたことで収穫もあったんで。でも、この大会もまだ終わりじゃないんで。もう残りの試合は全部勝てるようにしたいです」と語っていた。

 昌平は昨夏のインターハイで初優勝。山口は5アシストと日本一に貢献しだが、選手権は埼玉県予選準々決勝で敗れた。山口は予選敗退した聖望学園高戦もフル出場。日本一の歓喜と悔しさの両方を味わっている。開催中の選手権では、浦和駒場スタジアムで運営補助を務め、ライバルたちが躍動する姿を目の当たりにした。「昌平が出れば、昌平が注目されてたんじゃないかなって……」。FC LAVIDA時代にキャプテンを務めている山口は、新チームで暫定的なリーダーに。歓喜と悔しい経験をチームに伝えながら、昨年以上のチームを作ろうとしている。

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