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[NEW BALANCE CUP]5戦5勝、計24得点3失点と“裏選手権”で抜群の強さ見せる鹿島学園。注目CB齊藤空人主将は3冠と高卒プロで恩返し

ゲキサカ / 2025年1月6日 0時50分

鹿島学園高新主将のCB齊藤空人(2年=大阪市ジュネッスFC出身)は3冠と高卒でのプロ入りを目指す

[1.5 NB CUP準々決勝 立正大淞南高 0-4 鹿島学園高 時之栖裾野E2]

「NEW BALANCE CUP 2025 IN TOKINOSUMIKA」(通称:裏選手権、静岡・時之栖スポーツセンター)準々決勝で立正大淞南高(島根)に4-0で快勝するなど5戦5勝で計24得点3失点。“大学生みたい”という声も上がるほどの強さを発揮し、鹿島学園高(茨城)は準決勝進出を決めた。
立正大淞南相手に4発1-0の後半に3点を加えた
 新主将のCB齊藤空人(2年=大阪市ジュネッスFC出身)は、「練習で(鈴木雅人)監督から『今の時期は前から前からどんどん行く』ってなって、みんなの中で徹底して(相手から)外れないってことを意識していて、それは今ピッチで表現できてるんかなって思います」と説明する。

 現2年生は2023年のルーキーリーグ日本一世代だ。昨シーズン通してAチームで欠かせない存在だった齊藤や1年時から先発の左SB清水朔玖(2年)をはじめ、下級生時から主軸を担った選手が多数。この日はMF西川大翔(2年)やU-16日本代表歴を持つMF木下永愛(2年)が回収して攻撃に結びつけ、注目右SB中原瀬那(1年)もスプリント力を活かして先制アシストを記録するなど組織力と個々の力も印象的だった。
1年時から先発の左SB清水朔玖U-16代表のボランチ、MF木下永愛
 齊藤は「去年出てるメンバーも多くて、やっぱ(選手権に出られなくて)悔しくて……。でも『俺らの代では3冠しよう』って、チーム立ち上げの時のミーティングで、全員で共有して、新たに加わったメンバーとともに今、徐々に上がってる途中です」。今、体現できていることをしっかりと継続できれば、(このNEW BALANCE CUPで)「絶対優勝できる確信がある」(齊藤)というほどの手応えがある。

 齊藤はJクラブも関心を寄せる注目DFだ。この日は立正大淞南の注目FW若槻大雲(2年)とのマッチアップだったが、特長とする駆け引きの上手さ、「足はもう負ける気がしないです」というスピードを発揮して思うようにボールを触らせなかった。

 同時に高打点ヘッドや、「去年から声掛けは1番成長して、人一倍声出せている」というコーチングの部分でも目立っての勝利。ただし、満足感は全く見せずに「目指しているのは、プレミアなんで。このレベルで満足せずに、やっていきたいです」と静かに語っていた。

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