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[NEW BALANCE CUP]U-16日本一世代の鹿島学園が“裏選手権”制覇。目標の3冠に本気で挑戦

ゲキサカ / 2025年1月7日 11時27分

 鹿島学園は齊藤が「自分が感じるのは、今年はもうほんとみんなレベルが高くて、(静岡遠征に)来てない選手も凄くいい選手もいます。だから、もう全員が出たい、出たい、出たいって思いで練習やってるんで、その強度がこういう舞台での強度にも練習から繋がってるんじゃないかなと思います」というように、トレーニングから培ってきた強度の高さを決勝戦でも披露。相手の特長とする部分でも、渡り合って見せた。

 東山は後半開始から田中に代えてFW青山透吾(2年)を投入。立ち上がりから雪本や中井が積極的にシュートを撃ち込む。一方の鹿島学園は12分に4枚替え。堀、栗原、伊藤、大川をFW渡部隼翔(2年)、FW内海、MF中原瀬那(1年)、MF松本金太朗(2年)と入れ替えた。

 後半半ば以降は東山がペースを握る展開に。18分には雪本の右CKから尾根が決定的なヘッドを放つ。直後にも左サイドから仕掛けた中井がカットインシュート。その後も中野が思い切り良くシュートを放ち、積極的に前線の選手に係わる雪本がシュートへ持ち込んだ。

 だが、鹿島学園はGKプムラピースリブンヤコが死角からの一撃に好反応したほか、齊藤や内野がクロス、裏抜けに対応。木下は「ああいう時間帯でも失点しなかったことは大きいし、絶対いい時間だけじゃないと思ってたんで、そこは全員で声かけしてしっかり守れたかなと思います」と振り返る。

 鹿島学園も松本や中原のドリブル、クロスでゴール前のシーンを作り返す。30分には齊藤の左足フィードが前線に通り、渡部がDFと競りながら右足シュート。ボールはGKの脇を抜けたが、左ポストを叩いた。

 鹿島学園は直後に渡部をFWワーズィージェイヴェン勝(1年)と交代。すると32分、秋山の右CKからファーのワーズィーがヘディングシュートを放つ。これは東山GK麻生が反応して止めたが、こぼれ球を内海が右足で押し込んだ。スライディングして喜ぶ内海にサブの選手も駆け寄って大喜び。だが、東山も諦めずに反撃する。

 失点直後に青山とFW岡本明己(1年)を交代。その後3バックに変更し、攻撃の人数を増やして圧力をかけた。そして、シュートまで持ち込んでいたものの、齊藤を筆頭に勝利への強い姿勢を見せる鹿島学園が1-0で勝利。参加36校の頂点に立った。

 2023年のルーキリーグ日本一世代の鹿島学園が、“裏選手権”も制覇。技術力の高い選手たちが相手に外されることなくプレッシングしたり、前線の選手を追い越して駆け上がったり、粘り強く守ったりすることも表現して優勝を果たした。

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