1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

家族、チームメイト、旧友へ捧げる感謝の高校ラストゲームへ。前橋育英MF黒沢佑晟は国立決勝の主役を虎視眈々と狙う!

ゲキサカ / 2025年1月12日 7時39分

前橋育英高の献身的なアタッカー、MF黒沢佑晟(3年=前橋FC出身)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.11 選手権準決勝 東福岡高 1-3 前橋育英高 国立]

 この仲間たちと積み重ねてきた3年間には、絶対的な自信を持っている。泣いても、笑っても、次が高校サッカーのラストゲーム。みんなで目指してきた日本一の頂へと、絶対にたどり着いてやる。

「負ける気は全然しないですし、『絶対勝ってやろう』という気持ちの方が強いので、決勝でもこのメンバーと育英らしいサッカーをしたいですし、いっぱい応援してくださる人もいるので、そういう人たちのために自分が活躍している姿を見せるとともに、悔いがないように、最後は楽しんで終わりたいなと思っています」。

 前橋育英高(群馬)の11番を託されている、切れ味鋭いアタッカー。MF黒沢佑晟(3年=前橋FC出身)は自分に寄せられてきた期待をしっかりと背負って、ファイナルを戦う国立競技場のピッチに立つ。


「前半はまず競り合いとかファーストやセカンドの回収とか、守備面ではそこで全部負けて失点しましたし、ピンチになっているシーンが多くて、攻撃ではなかなかシュートまで行けていなかったですね」。

 東福岡高(福岡)と激突した選手権準決勝。前橋育英は立ち上がりからリズムを掴み切れない中で、前半11分にサイドアタックを浴びて失点。以降もなかなか攻撃のテンポが上がってこないまま、1点のビハインドを背負って最初の45分間を終える。

「監督から『もう前半は仕方ないから、同じことは繰り返すな』と言われたので、本当に悔いが残らないように、思い切ってプレーしようと思って後半に入りました」。前半は右サイドハーフに入っていた黒沢は、山田耕介監督が決断した“2枚代え”を受け、左サイドハーフへとスライドして、後半のキックオフの笛を聞く。

 効果てきめん。「佑晟が左に入ったことによって、少し内側でリズムを変えたりとか、良いテンポを出せるというのは凄く良かったかなと思います」と話したのはキャプテンを務めるMF石井陽(3年)。右サイドに投入されたMF白井誠也(2年)と左の黒沢がアクセントを作り、攻撃のギアが一気に上がった前橋育英は、3分からの10分間で3ゴールを奪取。一気に試合を引っ繰り返す。

 ただ、黒沢自身は攻撃面での手応えを得られなかったようだ。「白井は基点になっていたんですけど、自分はあまり攻撃の部分で貢献できなかったので、そういう時には守備からという意識もあって、ちゃんとスライドしたり、相手の正面に立ったりしながら、もっと強くアプローチすることだったりを、もう1回意識してやりました」。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください