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「1番いいモデルケース」流経大との高大一貫強化で磨いてきた力も強み。流経大柏が17年ぶりVに挑戦

ゲキサカ / 2025年1月12日 17時11分

 流経大柏は、2020年に本田裕一郎前監督(現国士舘高テクニカルアドバイザー)が退任したことでチーム力低下が懸念された。だが、高大の一貫育成を強めながら、育成と結果を求めてきた。中野監督の「『今、(高校で)出ていないけれど、コイツが1番大学では伸びるな』と。(今は課題があっても)経験を積ませることで、内面的に持ってるもの、潜在能力を発揮したら、『大学でこのぐらいまでは行くんじゃないの』っていうのは、客観的に見てるから言えるので」という大学、その先を見据えたアドバイスも流経大柏の育成力の一つ。FWジャーメイン良(現広島)やDF宮本優太(現京都)らに加え、流経大柏時代に出場機会の少なかった選手で上のステージへ駆け上がっている選手がいる。

 流経大柏の榎本監督は「(大学の)トップチームにはウチ(流経大柏出身)の選手たちがいっぱいいますし、この高校、大学の連携で、この7年間で選手を育てるってことができるのは、まさにウチの良さだと思っています」とコメント。流経大の中野監督も「ほんとに1番いいモデルケースなんじゃないかなと思います」と語る。中野監督が流経大の課外活動強化部推進室長を務めていることから、2024年度はユニフォームデザインを高大で合わせ、流経大と流経大柏のJリーグクラブ内定合同記者会見も開催。高大一貫の取り組みをより強調する中、今回、選手権で7年ぶりの決勝進出を果たした。

 流経大へ進んだOBの存在、アドバイスも高校生にとって大きいという。主将のCB佐藤夢真(3年)は「やっぱり大学の人がよく普通の練習とか顔出してくれて、そういうところで話す機会はほんとによくあって、ほんとに大学から愛されてるなっていうか、ほんとに高校を大事にしてくれているなっていうのは大学に行った人からもよく聞くので、そういった意味ではいい繋がりができてるかなって思います」という。柚木は「流大なら絶対にプロ行けるっていう確信が自分の中ではあったんで、それで大学を決めました」と語っていたが、その前に高校で結果を残す意気込みだ。

「前育はプレミアでもやらせてもらって1勝1敗でまだ決着はついてないって自分は思ってるんで、この選手権決勝で勝って、決着つけたいなっていう風に思っています」と柚木。決勝(13日)では大学のサポートによって磨いてきた自分たちの強み、また夏以降に培ってきたトーナメント戦で負けない力も表現して2007年度以来の日本一を勝ち取る。

(取材・文 吉田太郎)

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