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変わるきっかけになった「オレらを踏み台にして絶対…」の言葉。3か月間で10kg増、守備力向上させ、東海大相模の躍進支えた2年生CB塩田航央

ゲキサカ / 2025年1月12日 21時40分

先輩からの言葉を忘れずに努力。東海大相模高の躍進を支えたCB塩田航央(2年=横浜FCジュニアユース戸塚出身)。(写真協力=高校サッカー年鑑)

[1.11 選手権準決勝 流通経済大柏高 1-0 東海大相模高 国立]

 変わるきっかけになった「オレらを踏み台にして絶対上、上がって行けよ」の言葉。東海大相模高(神奈川)は準決勝で惜敗したものの、2年生CB塩田航央(横浜FCジュニアユース戸塚出身)は名門・流通経済大柏高(千葉)との準決勝でも印象的なプレーを見せた。

 前半44分、こぼれ球に反応した相手MF和田哲平(3年)がPA内右中間から右足シュート。ボールはファーサイドのネットへ向かって飛んだが、ゴールカバーしていた塩田が右足を伸ばしてクリアする。

 チームは2分前にPKで先制されたばかり。その直後のビッグプレーだった。塩田は「どんなことが起こるか分からないのがDFなので、それに備えてしっかり100の準備ができていたので、あのプレーに繋がったのかなと思いますし、ほんとにあれ1つで見たらチームを救うことができたのかなと思ったんで、凄い自分の中では嬉しいです」。その塩田はこの日、CB石井龍翔(2年=FC AIVANCE YOKOSUKA出身)とともに流経大柏の強力2トップ、3戦連発中のFW山野春太(3年)、FW粕谷悠(3年)に対抗した。

「ビビらず、自分たちが今までやってきた実績もあるし、しっかりお互いのことを信頼し合っていたので、1つのボールに対して2人でしっかり守っていければいいかなと思って、そこは2人で練習の時からしっかり話し合ってやることができました。(相手のプレーやプレススピードに驚いたが、)自分たちらしく、粘り強く守備をすることができたかなと思っています」。今大会は4試合で3失点。特に塩田は相手の攻撃を力強く弾き返し、PAで切り返しに粘り強く対応するなど、悔しさをバネに成長した力を大舞台で表現した。

 塩田は1年時に選手権神奈川県予選で先発出場。だが、チームは3回戦(対慶應義塾高)で延長戦の末に0-1で敗れた。延長戦の失点は塩田が与えたCKから奪われたもの。県ベスト16での早すぎる敗退に、1年生CBは悔し涙を流した。その際、控えの3年生CBたちが掛けてくれた言葉が変わるきっかけになったという。

「センターバックのサブメンバーの3年生が2人いたんですけど、自分が負けてほんとに悔しくて泣いてる時に、その3年生の2人からの『来年、再来年もあるから、オレらを踏み台にして絶対上、上がって行けよ』っていう言葉が本当に自分が変えるきっかけになって、苦しい時はいつもその言葉を思い出してますし、本当に自分の力だけじゃこういう結果は出なかったので、本当に周りの人には多くの感謝を伝えたいなと思っています」

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