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準V流経大柏、湘南内定FW松本果成は負傷で決勝ベンチ外「正直今は流経だけの問題じゃなくて…」

ゲキサカ / 2025年1月13日 21時39分

ベンチ外となった松本だが、イレブンを鼓舞していた

[1.13 選手権決勝 前橋育英1-1(PK9-8)流経大柏 国立]

 右ひざは予想以上にダメージを受けていた。11日の準決勝・東海大相模高戦で今大会初先発したFW松本果成(3年/湘南内定)だったら、前半にDF佐藤碧(3年)と激しく接触。佐藤が途中交代となる中で、松本は最後までプレーし続けたが、翌朝になると右ひざは曲げることが出来ないほど腫れあがっていたという。

 卒業後の湘南ベルマーレ入団を決めている松本。仲間と最後までピッチで戦いたい思いはあったが、その判断が難しいことも分かっていた。「正直今は流経だけの問題じゃなくて、ベルマーレさんとも連絡を取り合わないといけない。それに今日ベンチと言われたとしても、誰かに譲ろうという気持ちだった。自分より動けるメンバーが入って、ちょっとでも可能性があるやつがベンチに入ってほしかった。監督からベンチ外という話をされたときも妥当かなと思っていました」。

 ただそんな松本の無念をチームメイトは汲み取っていた。一緒に戦おうーー。頼まれた松本は、イレブンが手首や膝に巻いたテーピングに背番号の12やサインを記すことで、想いを託した。「改めてこのチームでよかったという思いが芽生えました」。優勝には届かなかったが、3年間を過ごしたチームメイトとの絆を再確認できたようだ。

 大会直前にインフルエンザによる離脱を経験し、大会に入ってからもなかなかコンディションを上げられずに苦しんだ。そして最後も負傷欠場という不本意な形での終戦となったが、この悔しさを糧に今後のサッカー人生に繋げていきたいと意気込む。「怪我合流になりますけど、しっかりと身体も作り直して、この悔しさを今後の人生でなくしていければなと思います」。そして今度こそ“国立決勝”のピッチに立つ。「その時は優勝という形で立てるようにしたい」。今大会はFW登録で戦った大型SBの可能性は、まだまだ無限に広がっている。

(取材・文 児玉幸洋)
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