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「真面目な方」の隣で学んだ前橋育英MF柴野快仁。「プラマイゼロ」の同点ヘッドに、PK戦10人目で「最高の瞬間」も味わう

ゲキサカ / 2025年1月13日 23時2分

 PK戦で柴野は10人目のキッカーに。勝利目前の8人目にMF白井誠也(2年)が枠上へ外した。「あれだけは避けようかな」と考えていたという柴野は、キック直前にGK藤原優希(3年)から「もう終わらしてくれ」と声を掛けられ、笑顔に。自信を持って右足を振り抜いた。

「ちょっと怖かったんですけど、それ(藤原の言葉)でちょっと笑顔になれたんで、自信持って蹴れたかなって思います」。GKの逆を突く一撃を決めて決着。2年生MFは観衆58,347人の前で同点ゴールを奪い、PK戦でも大歓声を浴びるという特別な経験をして選手権を終えた。

 すぐに新チームがスタート。柴野は「ほんとに先輩方がいいお土産を置いてってくれたんで、そんな簡単じゃないことは分かっているんですけど、やっぱり連覇を狙えるのは前橋育英だけなので、連覇して『今年も強いぞ』ってところを見せたいなって思っています」と力を込めた。

 特に攻撃面で違いを生み出すことのできるMFが、2025年シーズンの注目プレーヤーになることは間違いない。将来は大学進学を想定する一方、「Jから声がかかったらそっちにチャレンジしてみたいなっていう気持ちもあります。自分の実力試したいなっていう気持ちの方が大きいです。(そのために)身体作りとか、もっと豊富な運動量をつけたりとか、ボールタッチとかももっとこだわる必要があるんじゃないかなって思っています」。国立決勝で貴重な経験。それを糧に進化を遂げ、1年後は主役候補として選手権に戻ってくる。

(取材・文 吉田太郎)

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