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前橋育英の2年生FW大岡は全6試合途中出場で日本一貢献「来年は自分の点で勝たせられるように」

ゲキサカ / 2025年1月14日 1時29分

前線で体を張った前橋育英FW大岡航未(2年)(写真協力『高校サッカー年鑑』)

[1.13 選手権決勝 前橋育英高 1-1(PK9-8)流通経済大柏高 国立]

 1-1の後半39分から2トップの一角に入った前橋育英高(群馬)のFW大岡航未(2年)はPK戦でも2人目のキッカーを務め、落ち着いてゴール左隅に蹴り込んだ。

 同じくPK戦にもつれ込んだ2回戦の愛工大名電でも5番目のキッカーを任され、成功していた2年生FWは「緊張はしたけど、外す気はしなかった。自信を持って、決めたケースに打てた」と胸を張った。

 今大会は全6試合に途中出場。特に3回戦の帝京大可児戦は前半29分から途中出場したが、「長い時間、出させてもらって、チャンスもあったのに決められなかった」という悔しい試合だった。「自分の点でチームを楽にさせたいと思って入ったけど、帝京大可児戦も今日もチャンスがあったのに決められず申し訳ない」。チームは日本一に輝いたが、個人としては無得点という悔しさも味わった。

 2年生5人が先発した決勝では、大岡を含め、途中出場でも3人の2年生がピッチに立った。「強い思いを持って、この舞台に戻ってこれるように努力して、来年のチームでは自分の点で勝たせられるように頑張っていきたい」。王者として迎える最終学年。連覇への険しい道を自らの足で切り開いていく覚悟だ。

(取材・文 西山紘平)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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