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日本一前橋育英で全試合フルタイム出場の2年生SB瀧口眞大「面白いなって」PK前に笑みを浮かべる強心臓

ゲキサカ / 2025年1月14日 21時49分

決死のブロックをみせたDF瀧口眞大(2年)

[1.13 選手権決勝 前橋育英1-1(PK9-8)流経大柏 国立]

 互いに決めてきて迎えた前橋育英高(群馬)のPK戦3人目。後攻でよりプレッシャーがかかる中で、DF瀧口眞大(2年)は蹴る前に笑みを浮かべていた。「(相手GKが)自分から見て左側を誘ってきていた。どうしようかな、面白いなって思って」。

 そして瀧口はGKの逆を突く見事なシュートをゴール左隅に突き刺した。「右蹴るか悩んでいたんですけど、距離的に左の方が蹴れるなと思ったので、思い切って蹴りました」。6万人近い大観衆の前で、さらには世界にもLIVE配信された試合で、強心臓ぶりをみせつけた。

 飛躍の大会になった。初戦の米子北戦でいきなり2アシストを決める活躍をみせた瀧口は、全試合に先発。中1日の連戦が続いた中で、さらには運動量を求められる右SBで、全試合フルタイム出場を果たすと、2回戦の愛工大名電戦、決勝の流通経済大柏戦ではいずれもPK戦で成功させた。

 しかし決勝ではまだ上がいることも再確認させられたという。マッチアップを任されたMF亀田歩夢(3年/富山内定)には、前半12分に先制点を決められた。「もう1個、2個、3個という風にレベルアップしないといけないとすごく自覚した」。それでも同26分にMF柚木創(3年)のスルーパスから作られたピンチを決死のスライディングブロックで防ぐなど、今大会での守備面の成長をいかんなく発揮していた。

 高校1年生まではボランチでプレーしていたが、今春より右SBに転向してプレーに磨きをかけてきた。そしてわずか1年で、日本一に立つチームの欠かせない右SBに定着。大会優秀選手にも選ばれた。「もう一回ここに戻ってくることが絶対に大事。でもすぐに新人戦が来て、もう一回競争があると思うので、その競争に負けないように、そこから自分らしくサッカーをしていきたいなと思います」。2年生は新シーズンの戦いに向け、地に足をつけた冷静なコメントを残した。

(取材・文 児玉幸洋)
●第103回全国高校サッカー選手権特集

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