「1年後ここに立ちたい」「まだまだ足りない」。「地域トレーニングキャンプU-17関西」参加の高2タレントたちも、刺激を受けた選手権決勝
ゲキサカ / 2025年1月15日 3時0分
3本目前にはコーチングスタッフから「ここに何をしに来たのか」と厳しい言葉。球際の甘さについて指摘された選手たちは3本目にギアを上げる。複数のポジションを務めた選手もいる中、3本目はグループBがゴールを連発した。
8分、武久のスルーパスで松本が潰れ、最後は伊藤成が左足でゴール。16分には右の伊藤成からのラストパスがニアの樺山に通り、右足で追加点を挙げた。今井や南が際の強さを見せグループBは終了間際にも野田がワンツーから右足でゴール。さらに波多野の折り返しを伊藤湊が落とし、伊藤成が再び決めて7-2で試合を終えた。
前日の13日には全国高校サッカー選手権決勝が行われ、前橋育英高(群馬)が1-1(PK9-8)で流通経済大柏高(千葉)に勝利した。今回のトレーニングキャンプ参加メンバーたちもその激闘を視聴。刺激を受けていた。
樺山は「1年後、やっぱここに立ちたいっていう思いで見ていました」と語り、「まだまだ、『1年後立つ』って言ってるだけで、自分がまだまだそのピッチでやらないといけないと思うし、今日やって、もっと求めていかないといけないなっていうのありました」と前橋育英や流経大柏の選手たちのようにもっと攻守ともにやらなければならないことを実感していた。
また、国立開幕戦で活躍した伊藤湊は、「流経は守備の強度とか凄くて、そういうところを見習わないといけないと思う。(トレーニングキャンプ初日の自分たちの)際の部分はちょっと緩いかなと感じました」と反省。そして、1年前の決勝、近江の登録30名の一人として国立にいた中江は、「(国立決勝は)点決まった瞬間の盛り上がり方だったり、近くで見ていてもやっぱ速いですし、そういうところは全く別物だなって思いました。バチバチ行くところだったり、その中でも技術のある選手が多くいて、(自分は)まだまだ足りないかなって思いますけど、やっぱり(国立へ戻って)立ちたいなとは思います」と意気込んでいた。
15日まで開催される「2024地域トレーニングキャンプU-17関西」は2024年にU-16日本代表を率いた廣山望監督も帯同しており、選手たちにとって貴重なアピールの機会。関西の才能たちは個人昇格、また1年後の選手権決勝のピッチに立つためにも前橋育英、流経大柏の強度や技術力に近づき、超えることを目指す。
(取材・文 吉田太郎)
-
- 1
- 2
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
近江の技巧派レフティMF中江大我。選手権予選の悔しさ、関西U-17キャンプの経験を糧に1年後は「国立の舞台に戻って日本一に」
ゲキサカ / 2025年1月15日 3時0分
-
選手権開幕戦の活躍が自信に。関西U-17キャンプで突破、ゴールの185cmFW伊藤湊太(京都橘)は「FWとしてしっかり点に」こだわる
ゲキサカ / 2025年1月15日 2時25分
-
25年シーズンへ決意の丸刈りとハイレベルな攻守。興國MF樺山文代志は進化を続けてU-17W杯、選手権決勝へ
ゲキサカ / 2025年1月15日 1時28分
-
出場校チーム紹介:滝川二高(兵庫)
ゲキサカ / 2025年1月1日 21時42分
-
夏王者がインカレ敗退危機の2点ビハインドも「取り返す力は充分にある」、阪南大は7分間3発大逆転でGL突破に望み…リード守れず連敗喫した中京大は涙
ゲキサカ / 2024年12月17日 9時40分
ランキング
-
137歳急逝の元MLB左腕、死因は“薬物中毒”か 衝撃の報告書「口に白い物質」「吸引器具」
Full-Count / 2025年1月15日 10時14分
-
2大谷翔平が「韓国語であいさつしてくださって…」ドジャース加入キム・ヘソン「応援の言葉をもらった」
スポニチアネックス / 2025年1月15日 8時50分
-
3イチロー氏の“107”に不安要素 殿堂入り確実も…米名物記者が指摘「単打を量産」
Full-Count / 2025年1月15日 14時40分
-
4大谷翔平&山本由伸…佐々木朗希にもフラれたヤンキース「日本人離れ」の深刻理由
東スポWEB / 2025年1月15日 12時28分
-
5大谷翔平は「原動力になったかわからない」 MVPに“物言い”…157億円男に米賛否
Full-Count / 2025年1月14日 10時26分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください