1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

関西U-17キャンプ最終日は特にゴール前の攻防で意識、動きも変化。高2の才能たちは学んだことを持ち帰り、25年シーズンの活躍を目指す

ゲキサカ / 2025年1月16日 20時42分

 対するグループBも南のゴール前へ抜け出す動きなどで反撃する。11分には、敵陣左中間でインターセプトした伊藤湊が一気に前へ。対応したDFの裏をかく動きでマークを外すと、再び縦へ持ち込み、そのまま左足シュートをゴールへ流し込んだ。

 グループBは、3本目2分にも野田のオープンサイドへのパスを起点とした攻撃から、左SBの咲本が力強いドリブルで縦へ切れ込んでクロス。こぼれ球を松本が拾って咲本がクロスを入れ直し、ここに伊藤湊が飛び込む。最後はこぼれ球を波多野が右足で豪快に決めた。グループBはその後も伊藤湊が鋭い抜け出しやドリブル突破で相手の脅威に。また、松本や樺山がドリブルで大きく前進し、松岡がクロスへ持ち込むなど追加点を狙う。

 対するグループAは、攻守でボールに係わる動きを続けていた岡田や梅原を起点とした攻撃から池がシュートへ持ち込み、セットプレーから中江が決定的なシュートを放つなど反撃。だが、グループBは3本目も集中した守りを続ける。武久のシュートブロックや前日に比べてプレスバックの回数が増加した樺山の好守などで同点ゴールを許さなかった。

 前日のゲームはグループBが3本目の4得点など7-2で快勝。この日もグループBが勝利したが、スコアは2-1へ減少した。より締まったゲームに。その要因は、前夜とこの日の朝の講義やミーティング、ゴール前のクロス対応などのトレーニングによる意識変化だ。

 2日間のキャンプに帯同した廣山望監督(2024年U-16日本代表監督)は、「強調されたのゴール前のところですね。ほぼクロスに対してマーキングできてない状況だったので。(様々な状況がある中で)やり方の正解はないけれど、意識を変えることでトライしながら自分の守り方を掴んで欲しい」という。前日は「絶対に相手にやらせない」という部分を欠いてゴール前で簡単にシュートを打たせてしまうシーンやパスを通されるシーンが散見されたが、この日は相手に最後まで食らいついてシュートを打たせなかったり、ブロックしたりする回数が明らかに増えていた。

「もう少し、相手とのやり合いのところを。日本の育成で結構足りないところですけど、ポジションの取り合いとか、人に対してテクニックを発揮するっていうところは昨日の練習からスタッフの皆さんから含めて伝えてきたところです。攻撃も守備も、その中で駆け引きとか、競い合いが上手くなっていって欲しい」(廣山監督)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください