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U-17日本代表DF咲本大(近大附)はU-17関西キャンプで自信を持って攻守。フィジカル強化、取り切る力も高めて高卒で「プロになりたい」

ゲキサカ / 2025年1月17日 16時40分

U-17日本代表DF咲本大(近大附高2年=大阪狭山SC出身)はCB、左SBで持ち味を発揮

 U-17日本代表での経験が自信になっている。DF咲本大(近大附高2年=大阪狭山SC出身)が「2024地域トレーニングキャンプU-17関西」(14、15日)に参加。184cmの長身DFはCBで読みを活かした守備を見せたほか、左SBでは縦への力強いドリブルやクロスでゴールに絡んだ。

 咲本は強豪・近大附で1年時から3バックの左DFや左WBとして先発。攻撃も得意とし、昨夏にはU-17日本代表に初選出されている。「ここで何かやらないと後悔するな」という姿勢で代表活動に臨んだ咲本は、U-17ウズベキスタン代表戦などで抜かれない力やビルドアップ力という持ち味を発揮。また、ポジショニングや予測の意識が変わり、「(代表活動後)自分から仕掛ける守備っていうのを意識してできるようになりました」という。

 それまで無名だったDFは、トップレベルで通用することも実感。年代別日本代表常連組など先を行くライバルたちを「絶対抜きます」と宣言していた。心構えから変わり、今回の関西U-17キャンプでは「自信を持ってプレーできた」。ボールを失わずに運ぶことや出足の鋭い守備など特長を出したが、本人は自身により一層レベルアップすることを求める。

 相手の攻撃を読んでボールに触れているのに、パワーで上回れなかったり、相手選手に拾われてしまったりするシーンが幾度かあった。「何回も『ああ』みたいな、『取れたな』みたいな。(先にボールに触れても)実際相手ボールなんでまだ。そういうシーンでもっと取り切れるようになりたいと思います」。昨年末のインフルエンザの影響で体重が減ったというが、意識してフィジカル強化と増量中。また、ゴール前での守りもより極めていかなければならない。

 キャンプ最終日のトレーニングでは、年代別日本代表の指揮を執る廣山望監督からマンツーマン指導を受けるシーンがあった。メニューはクロスなどに対し、ゴール前で3対3の攻防。「(ボールが)ペナルティエリアに近づくにつれて、もっとそのボールをクリアするよりは相手を見るっていうのを意識してやったらいいって言われました」。マークする相手を手の届く範囲内に置きながら対応。その後の11対11でクロスから失点したものの、学んだことを常に意識しながら、ゴールを守ることをより追求していく。

 自身の将来については、高卒で「プロになりたいです」。すでにJクラブから練習参加の誘いも入ってきており、「攻めたいんですけど、守るのも楽しいんで。(CBも、SBも)どっちも好きですね」という大型DFの進路にも注目だ。

 近大附は選手権出場5回、インターハイ出場9回の強豪だが、2021年から3年連続でインターハイ大阪府予選の代表決定戦(準決勝)で敗退するなどあと一歩で全国大会に届いていない。「近附としては、全国は絶対行きたいっすね」。注目DFはチームメイトとともに日常の紅白戦から勝負にこだわり、結果を残して自身の評価も高める。

(取材・文 吉田太郎)

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