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「いろいろな人に名前を広めるための1年にしたい」 国立での選手権開幕戦で決勝ゴール!帝京FW宮本周征がU-17日本高校選抜選考合宿から解き放つ明確な野心

ゲキサカ / 2025年1月27日 20時53分

野心あふれるU-17日本高校選抜候補のストライカー、FW宮本周征(帝京高/2年=バディージュニアユース横浜出身)

[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]

 そもそも自信がなければ、勝負の懸かったピッチになんて立っていない。その上で狙うのは、いつだってゴール一択。伝統のカナリア軍団をいるべき場所へと再び連れていくために、とにかく結果を出し続けて、自分の存在価値を多くの人に認めさせてやる。

「個人としては後悔しない進路を選ぶということはもちろんですし、プリンスリーグもインターハイも選手権も全部得点王を獲ってやろうという気持ちでいるので、とにかくゴールを決めて、いろいろな人に宮本周征という名前を広めるための1年にしたいです」。

 U-17日本高校サッカー選抜の中でも、確かな輝きを放っているエースストライカー候補。FW宮本周征(帝京高/2年=バディージュニアユース横浜出身)がアグレッシブにゴールを求める姿勢は、タレントが集まる環境の中でも十分に際立っている。


「やっぱり自チームでは自分のタイミングをわかってくれている人がいるので、こういう場所で違うチームの人とやると、タイミングも違って、初日と2日目の午前の練習はちょっと苦労しましたけど、途中から修正できて、周りとも合ってきたかなと思っています」。

 8人のフォワードが招集されたU-17日本高校選抜の選考合宿。2日目に組まれた駒澤大(関東大学L2部)との30分×4本で戦うトレーニングマッチで、宮本は1本目のメンバーとしてFW若槻大雲(立正大淞南高/2年)と2トップを組む形でキックオフの笛を聞く。

 2歳以上は年上の大学生たちを向こうに回し、その積極的に仕掛ける姿勢が実ったのは、終盤に差し掛かった27分のこと。MF玉山煌稀(履正社高/2年)からパスを受けた宮本がそのままエリア内へ巧みに潜り込み、飛び出したGKとDFと交錯して倒れると、主審はペナルティスポットを指し示す。

 自らキッカーを務めたPKも、GKの逆を突いてきっちり成功。「自分のポジションはゴールが評価に直結するところですし、『点を獲ってやろう』という想いでやっていたので、ちょっと一安心したかなという感じで良かったです」。10番のビブスを着けたストライカーが、チーム初ゴールを記録。仲間からの祝福に思わず笑顔がこぼれた。

 今回の選抜活動はシンプルに楽しめているという。「凄くレベルも高いですし、強度も高いので、メチャメチャ楽しいです。もともと白井(誠也)とはバディーで一緒でしたけど、三鴨(奏太)とか福島和毅とか篠塚玲音は一緒の部屋で話すことも多いですし、いろいろな人と仲良くなれたかなと思います」。

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