選手権で3戦連発も無得点の準々決勝で敗退。”ジェフ愛”の強いMF篠塚怜音(静岡学園)は今年、「あの一歩が出せるように」
ゲキサカ / 2025年1月29日 11時14分
[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]
選手権で初戦から3戦連発の大活躍。U-17日本高校選抜選考合宿(25日~28日)の練習試合では無得点に終わったものの、MF篠塚怜音(静岡学園高/2年=ジェフユナイテッド千葉U-15出身)が特長を表現していた。
SB、ボランチでも高いクオリティを発揮する万能型MFは、選手権で4-1-4-1の2シャドーの一角としてプレー。静岡県予選でも3試合連続ゴールを決めている篠塚は今回、FW登録でU-17日本高校選抜候補メンバーに選出された。
26日の駒澤大は経験の少ない2トップの一角としての出場だったが、「周りも初めてやるような選手ばっかなんで、1タッチで連係取るっていうのは多分難しいと思うんですけど、そこにもチャレンジして、上手く繋げたかなと思いました」。中央、サイドの狭い局面での1タッチパスなど、引っかかってもおかしくないようなシーンで次々と好パス。技術力の高さと視野の広さを発揮すると、続く27日の東京国際大戦には2本目に2シャドーの一角として出場した。
序盤は2列目でコンビを組んだMF和食陽向(帝京長岡高/1年)にボールが集まり、自身は崩しに係わるシーンが少なかった。だが、「今回の合宿は特に周りも初めてなので、試合中によく自分の周りにいる人たちをしっかり見るっていうのは意識しています」という篠塚は、徐々にボールを引き出す回数を増やして運ぶドリブルなどを披露。そして、23分にはMF白井誠也(前橋育英高/2年)からのスルーパスで抜け出し、GKと1対1になった。
「選手権の時から抜け出すところが武器にもなってきているので、今日もああいう形でいいパス来て上手く抜け出したんですけど、やっぱ最後シュートのところが自分の中では課題なので、あれを決めれなかったっていうのも課題かなと思います」。右足シュートをGKに止められてしまい、結果を残すことはできなかった。
選手権の活躍は自信になっているが、「選手権で決めたシュートも完璧に入ったっていうか、気持ちいいシュートがあまりなかったので。もっとしっかり決めるようになりたいなっていうのはあります」という。選手権は連続ゴールが止まった東福岡高(福岡)戦で敗退。0-0の後半開始からゴールを期待されて投入されたが、22分に縦パスを引き出しながらもあと一步届かず、決めることができなかった。
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