MF名和田我空の後継「14」は異質のテクニシャン。MF福島和毅は『神村の14番上手いな』『神村の14番止めれないな』と思われる選手へ
ゲキサカ / 2025年1月29日 13時40分
[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]
「やっぱ、『14』はエースナンバーだから、周りの人が見て納得いくというか、恥じないようなプレーをしていきたいと思います」
MF福島和毅(2年=神村学園中出身)は、2024年度インターハイ準優勝校・神村学園高(鹿児島)の新チームで14番を着用。MF橘田健人(現川崎F)やMF高橋大悟(現町田)、MF大迫塁(現C大阪)、MF名和田我空(3年/現G大阪)が背負ってきた伝統の「14」として新チームでの活動をスタートしている。
福島は入学直後から強豪・神村学園で先発ボランチに。この2年間、「14」を背負って活躍する名和田の姿をすぐ近くで見てきた。名和田は2024年インターハイで得点王(9得点)をマークし、神村学園初の決勝進出、準優勝に貢献。また、大迫はスルーパスやセットプレーなどでゴールをもたらし、チームを選手権3位へ導いている司令塔だ。
「14」のイメージについて、福島は「自分は(名和田)我空とか(大迫)塁さんしか見てないけど、やっぱゴールに係わったりとか、得点を決める選手だなと思います」。だからこそ、自分も「見てる人が『神村の14番上手いな』っていう、相手も『神村の14番止めれないな』って思うような選手になりたいと思います」と力を込めた。
福島は1年時からまるでMF大島僚太(川崎F)のようなプレー。絶品のファーストタッチから抜群のキープ力、ドリブルでマークを外しながらゲームメークするなど活躍し、U-16日本代表にも選ばれている。2年時に怪我などで苦しんだ部分があるものの、インターハイ決勝で先制ゴール(右手小指の骨折で得点直後に交代)。特にオン・ザ・ボールの部分では異質の上手さを見せてきた。
1年時からプレミアリーグも経験しているが、技術面では「そんなに悩まなかったです。(この2年間)テクニックのところでは、プレミアとか相手の強度が高い中でもある程度はやれてるかなっていう自信はあります」。一方で課題と感じているのが、守備とゴールだ。
サイドハーフなども務めたが、新シーズンはボランチとしてプレー。Jクラブへの練習参加を経験し、守備強度の部分をより意識するようになった。またドリブルやキープ力は28日まで行われたU-17日本高校選抜選考合宿でも一際光っていたが、本人は「ドリブルとか特長は出せるんですけど、やっぱシュートまで行けていない。最近はずっとチームでも点が取れないとダメみたいな感じで言われるんで、その通りかなと思います。ドリブルとかのところは全然やれるんで、あとは点を取って結果で示したい」。今回の選考合宿でもミドルシュートを打てる場面でパスを選択するシーンがあっただけに、打ち切って決める選手になることを誓っていた。
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