右SB転向1年弱で選手権V、高評価を得るも実力不足を痛感。DF瀧口眞大(前橋育英)はより攻守で貢献するために「2025年から変えなきゃいけない」
ゲキサカ / 2025年1月29日 16時24分
[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]
ボランチから右SBへ転向1年弱ながら、全試合フル出場で選手権優勝、大会優秀選手選出。そして、U-17日本高校選抜選考合宿でも全3試合で先発出場した。DF瀧口眞大(前橋育英高/2年=横河武蔵野FC U-15出身)は、選手権でも再三見せていた相手の左クロスに必ずフタする動きや、非常に的確なカバーリング。駒澤大戦(26日)は1本目を1-0、東京国際大戦(27日)はPKによる失点で1-1だったものの、守備で効いていた印象だ。
「(カバーリングは)チームでサボってると怒られちゃうんで。センターバックがいつも助けてくれるし、キーパーからもいい声が出ているんで、距離感っていう部分は意識しつつ、出るタイミングで上手くカバーできたらなっていうのは意識しています」。だが、守備も、攻撃もできるSBを目指しているだけに、U-17日本高校選抜選考合宿での攻撃面については全く満足していない。
27日の日本高校選抜候補戦を含めた3試合では、長短の正確なキックでボールを動かし、1つ内側のレーンでボールを受けてPAへ切れ込むシーンもあった。また、こぼれ球から右足ミドルも。外に張るだけでなく内側のポジションでボールを受けるなど意識していることができた一方、クロスの本数・精度の向上、プレー選択を速くすることなど、もっとやらなければならないと感じていた。
「ボール持ってからの判断だったり、内も外も相手の嫌がる位置に入ったり、ハーフレーンで上手くボール受けて相手(DF)が出づらい選手になったり、チャンスメイクだったり、クロスの部分の精度だったり、本数もまだまだ少ないので、そこをどんどん上げれるようにしたい」
肉体強化の影響で腕の力がつき、スピードも向上。平行に並んだ際の攻防では全く負けないような強さを身に着けている。ただし、目指す姿になるためには攻撃面の課題を改善し、大学生や年上相手でもよりボールを取り切れるようにならなければならない。
選手権優勝については、「影響っていうのは感じてなくて、逆にもっとできたなっていうのが選手権では結構あります」という。米子北高(鳥取)との初戦で2アシストしたものの、その後は「(試合の中で)いなくなっちゃったり、特長の部分を出せない試合が多くて、ビルドアップの部分でも外張ってしかできなくて、なかなか中に勇気持って入ったりっていうのがなかったので、もっとチャレンジして2025年から変えなきゃいけないなっていうのは凄く思っています」。選手権優勝は3年生をはじめとしたチームメイトのお陰という感覚だ。
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