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プレミアで積み重ねた自信を携えて笑顔で発揮するリーダーシップ。神村学園DF中野陽斗が発した「神村のキャプテン」への立候補宣言

ゲキサカ / 2025年1月29日 20時9分

 最終日に組まれた日本高校選抜候補とのトレーニングマッチでは、1本目にセンターバックで登場しながら無念の3失点を喫する形となったが、4日間の活動で得られた小さくない収穫を、いよいよ本格的に始まる新シーズンへと生かしていくことになる。


 2024年シーズンの中野は、プレミアリーグWESTでも開幕から3試合は出場機会を得られなかったものの、第4節の大津高(熊本)戦で初スタメンを飾ると、以降は最終節までの全試合で先発メンバーに指名されるなど、定位置をがっちり確保。インターハイでも全国準優勝に輝いたチームを、後方からきっちりと下支えした。

 とりわけ日常から世代有数のアタッカーたちと対峙してきたプレミアでの経験は、自身の成長をより促してくれた実感があるようだ。「サンフレッチェだったら井上愛簾選手みたいな選手がいますし、いろいろなバリエーションを持っている選手とも対戦してきたので、裏抜けの背後の対応や1対1の対応も考えながら、シュートモーションから逆を突かれたりすることで、いろいろな対応の仕方ができるようになりましたね。同じ鹿児島の大石脩斗(鹿児島城西高/2年)はクロスに合わせるのが上手いですし、そういう相手とやってきた体験を、こういう選抜の舞台でも生かせるように意識はしています」。

 一方で大きな悔しさに直面したのは高校選手権予選。8連覇を狙っていた神村学園は決勝で鹿児島城西高に0-1で競り負け、全国切符を取り逃がしてしまう。敗退の瞬間をピッチで迎えた中野にとって、あの日の80分間は改めて日常を見つめ直すきっかけになっている。

「とても悔しい経験にはなりましたけど、自分としては日常生活だったり、普段からの礼儀だったり、そういう小さなところから突き詰めないといけないなという学びにはなりました」。オン・ザ・ピッチも、オフ・ザ・ピッチも、突き詰めるべきは些細なディテール。同じことを繰り返さないために、日々の行動から自身を律していく。

 映像で見た選手権の決勝は、とにかく刺激的なステージだった。「約6万人の方々が見ている決勝のような試合の中で、『自分はどれぐらい楽しんでやれるのかな』とか、いろいろなことを思いましたし、同学年でプレーしていた前育の選手や流経の選手もたくさんいたので、とてもうらやましいという気持ちはありますけど、ここからチャレンジャーとしてあの舞台を目指さないといけないなと思いました」。

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