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入学直後からプレミアで躍動してきた1年生のワンダーボーイ。帝京長岡MF和食陽向はU-17日本高校選抜候補合宿でも左足でのゴラッソで好アピール!

ゲキサカ / 2025年1月29日 20時31分

U-17日本高校選抜候補の注目レフティ、和食陽向(帝京長岡高/1年=FCフレスカ神戸出身)

[1.27 練習試合 U-17日本高校選抜候補 2-4 東京国際大]

 小柄な身体に搭載した類まれなサッカーセンスを解き放ち、まるでピッチを泳ぎ回るかのように、スイスイとボールを運んでいく姿は実に爽快だ。地元の神戸から遠く離れる長岡の地に飛び込んだ16歳が持ち合わせている才覚には、どう考えても期待せざるを得ない。

「年代別代表にはまだ入れていないので、そこは意識するところもあるんですけど、まずはチームの中で力をつけて頑張らないといけないですし、プレミアという舞台を3年生が残してくれて、今年もそこでやれるので、自信を持ってプレーできたらなと思います」。

 入学早々から黄緑のタレント軍団で居場所を確立してしまった、左利きのワンダーボーイ。MF和食陽向(帝京長岡高/1年=FCフレスカ神戸出身)は年上の多いU-17日本高校サッカー選抜候補の中に入っても、確実に大きな存在感を打ち出している。


「今までは選ばれても県選抜ぐらいで、こういう選抜は初めてで、だいぶ緊張していたんですけど、少しずつ慣れてはきました」。合宿活動の感想を問われ、返した言葉も初々しい。25日から4日間にわたって実施されたU-17日本高校選抜の候補合宿。和食は少しドキドキしながら、静岡のグラウンドにやってきた。

 とはいえ、話を聞いていると比較的スムーズにチームの輪にも溶け込んだようだ。「部屋は前橋育英のタケル(平林尊琉)と流経のコウキ(安藤晃希)と、矢板中央のタクミ(平野巧)が一緒で、(小泉)ハーディーも結構部屋に来て話したりしています(笑)」。自身と近いポジションの選手とコミュニケーションを取りながら、少しずつ自分のストロングをピッチの上でも打ち出していく。

 2日目に行われた駒澤大(関東大学2部L)とのトレーニングマッチ(30分×4本)では、強烈な一撃で首脳陣へのアピールにも成功している。同部屋のMF安藤晃希(流通経済大柏高/2年)やMF平野巧(矢板中央高/2年)と一緒に3本目へ登場すると、FW伊藤湊太(京都橘高/2年)の少し下に入った和食は、積極的にボールを引き出しながら、チームのアタックにアクセントをもたらしていく。

 眩い輝きを放ったのは終了間際の27分だ。中央やや左でパスを受けて前を向くと、躊躇なく仕掛けたドリブルでマーカーを剥がし、そのまま左足一閃。ボールは右スミのゴールネットへ鮮やかに突き刺さる。

「あんな1対1で抜いて決めることはあまりないですけど、ボールを受けた時には『ここは仕掛けよう』と思って、そのまま行ったら決められたので良かったです。帝京長岡で1年間やってきたことで、ああいうメンタルの部分は成長したのかなと思います」。

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