大型ボランチMF鈴木悠仁(神村学園)が守備力などの持ち味発揮。日本高校選抜や大学で進化し、「我空とまた同じピッチに立てるように」
ゲキサカ / 2025年1月30日 11時14分
[1.28 練習試合 日本高校選抜候補 4-0 U-17日本高校選抜候補]
先を行くライバルに追いつき、同じピッチに立つ。MF鈴木悠仁(神村学園高/3年=神村学園中出身)は、184cmの長身と抜群の走力を併せ持つ大型ボランチ。日本高校選抜選考合宿最終日を終え、「自分の武器の守備っていうところでは少しは表現できたんじゃないかなと思います」と振り返った。
1年前は、U-17日本高校選抜でCBとしてプレー。2度目の“高校選抜選考合宿”で強みを発揮した。最終日のU-17日本高校選抜候補戦は自分の間合いで1対1を止め切ったほか、セカンドボールを回収し、切り替え速く相手のクリアをブロック。攻撃面でもロストを減らし、正確な1タッチ、2タッチパスでサイドへボールを散らしていた。狭い局面でも精度を発揮し、味方選手とのパス交換でプレスを攻略。敵陣PAでセカンド回収からゴール前へ割って入ろうとするシーンもあった。
「(攻撃面は)ボールを受けて考えてた部分で昨日、一昨日と(練習試合で)大学生に取られてたのがあったので、今日は受ける前にしっかり見ていこうっていうのは意識しました。一番今日が良かったかじゃないかなと」という内容。個性の強い選手たちの中で「周りを活かしながら自分をいかに出せるかっていうのは、(大学へ向けて)この合宿でとてもいい経験になった」と頷いていた。
プレミアリーグWEST前半戦は自分のプレーに悩む時期があったものの、インターハイは全6試合で先発出場。「結構右も左も分からずボランチを自分的にはやってた部分があって、攻撃の部分では正直あんま貢献できると思ってなくて、『守備を頑張ろう』って感じだった」。炎天下の中で抜群の走力や強さ、高さ、そして器用さを発揮し、初の決勝進出、準優勝に貢献した。
「それまで個人的にサッカーが上手くいってなかった時期があったので、少しずつですけどあの大会で自信ができたのかなって感じです」。大会後にはJ2クラブの練習参加も経験。Jリーガーとのプレースピードの差や、トラップの位置など細部からより極める必要性を感じた。
4年後のプロ入りへ向けて鹿屋体育大で再チャレンジする。「自分は体力に自信があるので、走り回って、ボールを追いかけ回して、ボール奪取だったりそういうところを一番見てほしいかなと思います」。ボランチ、CBの両方でハイレベルな選手になって、神村学園から先にプロ入りしたMF名和田我空(3年/G大阪加入)に追いつく。
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