青森山田が東北初戦を2-0で勝利。新10番の注目MF小山田蓮は偉大な先輩たち同様「青森山田を引っ張っていけるように」
ゲキサカ / 2025年2月1日 22時36分
トラップ、パスの質や視野の広さに自信を持つ小山田は攻撃能力が高いが、守備面が課題に。だが、本人が「山田の三原則という、ハードワークだったり、切り替えだったり、球際の部分は去年やって自分自身、成長できたと思っています」と頷くように、課題を改善して選手権で先発の座を勝ち取った。
「自分自身、そこが全然できなかったので、ほぼ1年間そこに苦しみました。試合に出れない期間は本当にそこを克服するために色々練習や自主練をしていたので最終的にはスタメンは取り戻せたけれど、(選手権で)結果は出せなかったので、今年にかける思いはその分強いと思います」。この日の試合では高い位置で巧みにボールを収め、効果的なパスを配給。その一方、出力のある動きや切り替えの速い守備も見せていた。
小山田にとって、青森山田の10番は小学生時代から憧れていた番号だ。「中学校からは松木玖生さんの背中を見てましたし、小学校の時はテレビで武田英寿さんや檀崎竜孔さんを見ていました。10番はめっちゃつけたくて、そこはずっと目標にしてきました。偉大な先輩たちがつけてきた番号なので、自分もその一人として青森山田を引っ張っていけるように。でも、まだまだ自分、力不足なのでまだまだ成長していきたいと思っています」。これまで学年リーダーを務めてきた小山田は今大会、10番、主将という2つの重責。重圧はあるが、「自分がまとめて引っ張っていかないといけないと思っているので、そこは自分に責任やプレッシャーを与えて臨んでいきたい」と誓った。
この日は一時、青森山田中出身の選手が9人同時に出場。中高一貫6年指導で培ったハードワーク、球際、切り替えが身についている。また、チーム全体的に個性の強い選手が多い。小山田は「先輩たちは歴史を繋いでくれたのでそこには感謝していますし、去年無冠に終わった分、3冠を目標にして日本一を取りたいと思っています」。まずは東北高校新人大会優勝が絶対の目標だ。
準々決勝で対戦する尚志は1年前の準決勝で延長戦の末に競り負けている相手。小山田は「自分も去年出て、そこで感じた絶望感だったり、悔しさはまだ残っています。東北のチャンピオンに常にならないといけないと思っているので、全国優勝するために、まずは東北のチャンピオンというところで、そこは必ず優勝したいと思っています」と力を込めた。強い思いを持って戦う10番を中心に、新生・青森山田が勝ち抜き、1つめのタイトルを獲得する。
187cmのCB月舘汰壱アブーバクルは抜群の高さを発揮
(取材・文 吉田太郎)
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