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ベルギーから帰国即合流で恩師とも再会…U-20日本代表が誇る長身FW道脇豊、欧州近隣で輝く同世代FWの活躍に「負けていられない」

ゲキサカ / 2025年2月4日 21時23分

 一方、チームへの順応には手応えも感じているようだ。「自分は動き出しに自信があるけど、コミュニケーションが取れていないとどれだけいい動き出しをしてもパスが出てこなかったりする。英語は今も勉強中だけど、英語でコミュニケーションを取って、周りにやりたいことを共有する技術はついてきたと思う」。

 また日本人選手にとってより順応が難しいとされるピッチ外の面でも「自分は中学校の頃からずっと海外を意識していて、もちろんその生活をイメージしていたので、実際に行って過ごしてもあまり不便なところはない。想像どおりだった」とすでに順応済み。その背景には近隣で暮らす日本人選手の支えもあるという。

 ベルギーでは現在、ゲンクのセカンドチームにあたるヨング・ゲンクに神村学園高出身のDF吉永夢希、大分トリニータU-18出身のMF保田堅心といった同じ九州出身の同世代が在籍。ゲントにも元熊本のGKシュミット・ダニエル(名古屋)が今冬まで在籍していたほか、MF伊藤敦樹、DF渡辺剛といったJリーグ出身の日本代表選手が所属しており、普段から共に食事をする機会を持っているようだ。

 とくに熊本在籍経験のあるシュミットは道脇にとって憧れの存在。「ダンくんがやっている試合を見ていたし、ベルギーでご飯に誘ってくれて食べに行ったり、試合も見に来てくれたので感慨深いです」と良好な関係を築いていたようだ。

 またELデビュー戦初ゴールを決めたアンデルレヒトのFW後藤啓介、エールディビジで得点を記録しているNECナイメヘンのFW塩貝健人と言ったU-20日本代表世代のストライカーとも深い親交がある。

「啓介くんともよくご飯に行ったり遊びに行ったりするし、塩貝健人くんともご飯に行ったり旅行に行ったりしていて、そういう年齢の近い同じポジションの選手が大舞台で活躍したり、点を決めたりする姿を間近で見られてすごく刺激になる。負けていられないという気持ちしかない」。同世代の前向きなニュースにも刺激を受けつつ、異国の地で戦う活力にしているようだ。

 今回のU20アジア杯メンバーにも、同い年でサウサンプトン移籍が決まっているFW高岡伶颯(日章学園高)が選出。23年のU-17W杯を共に戦った2人は「同じストライカーで同じ年齢で、仲間ではあるんですけど、その中でもライバル関係を保ってお互いに切磋琢磨していけたらなと思う」と前向きな競争を繰り広げながら、U-20日本代表の攻撃を担っていく。

(取材・文 竹内達也)
●AFC U20アジアカップ2025特集

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