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[新人戦]「チェイス・アンリのようになれ」の言葉を受けて昨夏にCB転向。08年早生まれ、187cmの大型DF松澤琉真が尚志の東北制覇に貢献

ゲキサカ / 2025年2月5日 12時13分

尚志高の東北制覇に貢献した187cmDF松澤琉真(2年=FC東京U-15深川出身)

「チェイス・アンリのようになれ」のメッセージを受けてCB挑戦をスタート。第24回東北高等学校新人サッカー選手権大会で、尚志高(福島1)の187cmDF松澤琉真(2年=FC東京U-15深川出身)が存在感を放った。

 準々決勝・青森山田高(青森1)戦との大一番ではロングスローの流れから、「一応FWやってたんで、できました」というドリブルで相手DFをかわして同点ゴールを演出。また、青森山田が前に圧力をかけて来る中で跳ね返す力や、身体を投げ出して止める力、ボールを運んで前進する力を発揮し、勝利に貢献した。

 選手権ベスト16・東北学院高(宮城)との準決勝も被シュート3で無失点勝利。ヘディングで勝ち切れない部分があったことも確かだが、武器にするため、本格的に取り組んでいるのは高校へ進学してからだ。

 FC東京U-15深川時代はFW。中学2年時から急激に身体が成長し、3年間で身長が26cmも伸びたという。当時は身体を上手く動かすことができず、技術面やプレッシングなどで苦戦。「DFに転向してみたい」という思いを持っていた松澤は、尚志進学後に左SBへ転向する。

 そして、昨年6月に「(仲村浩二)監督に『チェイス・アンリのようになれ』みたいに言われて。CBをやらせてもらって、そこから自分が1番やりやすいのがセンターバックになりました」。現在は自主練などで指揮官から求められている空中戦強化中。期待に応えようと懸命に取り組んでいる。

 尚志OBのDFチェイス・アンリ(現シュツットガルト)は、高校時代から世代を代表するCBとして活躍。現在は欧州CLなどで躍動している。指揮官からの「チェイス・アンリのようになれ」の言葉は松澤にも響いたようだ。

「自分がそれだけ期待されていることがよく分かりました。自分が監督の期待に応えられるように、もっと努力して上手くなって、チームを勝たせられるようなセンターバックになりたいと思います」

 同じく今大会で台頭した俊足MF臼井蒼悟(2年)と1対1のトレーニングを繰り返してきたことで対人守備は自信に。背負ってきた相手への対応やヘディング、パワーもこれからだが、2008年早生まれの大器に対する期待値は大きい。

 昨年11月のプレミアリーグEAST・柏U-18戦で初先発した際に年代別日本代表スタッフが偶然視察。「将来が楽しみ」という言葉を仲村監督を通して伝え聞き、「代表とかを目指すようになりました」。意識が変わり、トレーニングに対してより丁寧に、また1対1の自主練でも勝負にこだわるようになったという。今年は将来のためにも大事な一年。CBのポジションで尚志を勝たせる存在になり、チェイス・アンリに近づく。

(取材・文 吉田太郎) 

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