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桐光学園から高卒プロ、そして日の丸背負う“俊輔”…U-20日本代表MF齋藤俊輔(水戸)「同じようになれるように」

ゲキサカ / 2025年2月5日 16時13分

MF齋藤俊輔

 4日のAC長野パルセイロ戦(○3-1)でチーム2点目をマークした。U-20日本代表MF齋藤俊輔(水戸)は「アタッカーである以上得点は求められる。そこで結果を残せたのは非常によかった」と手応えを口にした。

 45分3本形式の練習試合で、齋藤は1本目から先発入り。4-4-2の布陣の左サイドハーフに入った。1本目15分にMF佐藤龍之介のゴールで先制すると、22分には追加点。FW高岡伶颯(日章学園高)のシュートが相手GKにはじかれるが、齋藤がこぼれ球を拾う。「ボールを奪った後は真ん中ですばやくというのがあるので、そこに人数が集まって自分にこぼれてきた」(齋藤)。一度ボールを止めてから右足シュートを振り抜き、チーム2点目を挙げた。

 齋藤の得点もあり、2-0で1本目を終えたU-20日本代表だが、2本目から流れが変わって1失点。「(1本目は)自分たちのやりたいことができたシーンが多かった印象。だけど(2本目は)自分たちから崩れて、苦しい時間帯になったところは多かった」。あくまでコンディション調整と課題発見の目的もあったため、実りある試合内容となった。

 1得点は挙げたものの、齋藤自身は「もっと点に絡めていければというシーンもあった。いい部分と悪い部分があった」と自らの出来を総括した。

 U-20日本代表のなかでメンバー入りのタイミングは遅く、昨年11月のメキシコ遠征で世代別代表として初めて日の丸を着けた。すでに各ポジションで組み合わせが試されていることもあり、齋藤は「もっと周りと合わせて、そのなかで自分をもっと出さないといけない」と語った。

 ジュニアユースまで横浜F・マリノスで育ち、桐光学園を経てプロクラブ、そして日の丸を着ける“俊輔”。中村俊輔氏(横浜FCコーチ)を思い出させるが、齋藤自身も高校時代に中村氏が訪問した際や横浜FCとの対戦時にしっかりと挨拶済み。「追いつけるようにというか、同じようになれるようにがんばりたい」と語る。

 同じ名前を持つ齋藤だが、中村氏とは利き足やプレースタイルは異なる。桐光学園高を卒業後、水戸ホーリーホックでの1年目はJ2リーグ16試合1得点。左サイドハーフや右のシャドーでの起用が多く、左右どちらでのプレー感覚も身に着けた。シーズン後半にシャドー起用が増えたため、シャドーに自信を持つ。一方で、代表ではサイドハーフとしてのタスクを担う。

「(サイドハーフでは)ラインブレイクで常に背後背後と求められている。それを90分できる運動量も必要だし、前の選手だからといって守備をやらないわけにはいかない。守備の強度も求められているので、もっと上げていかないといけない」

 水戸では今季から一桁の背番号8を着用。クラブから打診されて着けた番号に、齋藤は「8番になったからには、結果をファンに見せなきゃいけない」と気合を入れる。Jリーグ開幕時にはU20アジアカップ参戦中だが、「1か月はチームを離れるので、自分もアジアで結果を残して、成長してチームに帰りたい」と決意も口にした。

 来週から開幕するU20アジア杯でベスト4に入ると、9月のU-20ワールドカップ出場が決まる。2028年にはロス五輪が控えるなか、齋藤は日の丸を背負う覚悟をにじませる。「自分が結果を出してチームを勝たせられるような選手になっていきたい。日本代表という重みをしっかり感じて、責任あるプレーをしていきたい」。初めての国際舞台で活躍し、勝利に貢献するつもりだ。

(取材・文 石川祐介)
●AFC U20アジアカップ2025特集

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