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始動からトップチームの活動に参加しているファジアーノアカデミーの新たな希望。DF千田遼(岡山U-18)がクラブ史に刻んだ「国立の40分間」の足跡

ゲキサカ / 2025年2月9日 8時7分

アグレッシブなプレーを見せたU-18 Jリーグ選抜DF千田遼(岡山U-18/2年=ファジアーノ岡山U-15出身)

[2.8 NEXT GENERATION MATCH U-18 Jリーグ選抜4-1日本高校選抜 国立]

 ファジアーノの名前を背負う覚悟なんて、もうとっくに持ち合わせている。自分の活躍がそのままクラブの価値に繋がると信じて、自分の躍動がアカデミーのたどる新たな道を切り拓くと信じて、立つ。聖地のピッチに堂々と、胸を張って、立つ。

「『そこまで気負わずにやろう』とは思っていましたけど、ファジアーノの名前をどんどん世界に広めていくためにも、『自分が先頭を切ってやっていくぞ』というつもりで、今日の試合に臨みました」。

 年代別代表も経験してきた、岡山産のハイクオリティな右サイドバック。U-18 Jリーグ選抜DF千田遼(岡山U-18/2年=ファジアーノ岡山U-15出身)が国立競技場のピッチに刻んだ40分間の奮闘が、クラブの歴史を先に進める時間になったことに疑いの余地はない。


「いろいろな方が動いてくださることで、こういう大会は開催されていると思うので、本当に感謝の気持ちが大きいですし、その感謝は思い切りプレーすることで伝わると考えていたので、今日は全力でプレーできたと思います」。

 まずは感謝の念が口を衝くあたりに、携えている人間性が滲む。Jリーグクラブのユースチームから精鋭が集ったU-18 Jリーグ選抜と日本高校選抜が対峙した『NEXT GENERATION MATCH』。岡山U-18の所属選手としては、初めて“伝統の一戦”に参加することになった千田は、十分な気合をたぎらせてこの日を迎えていた。

 だが、スタメンの11人に名を連ねることはできず、出場機会が巡ってきたのは後半開始から。すると、いきなり4分にカウンターからFW吉田湊海(鹿島ユース/1年)が運んだドリブルと並走してスプリント。その吉田からボールを受け、相手GKにキャッチされたものの、枠内シュートまで持ち込んでみせる。

「スタメンじゃなかったのが悔しかったので、『何としてでも絶対に結果を残してやろう』という気持ちが、あのプレーに繋がったと思います。アレは決めたかったですね」。もともとの持ち味はアグレッシブな攻撃参加。交代直後に見せた明確なゴールへの意欲に、強気なメンタルも顔を覗かせる。

 以降も積極的に攻撃へと関与する姿勢は打ち出しながら、肝心の守備では年代別代表でも一緒にプレーした経験のある右センターバックのDF林駿佑(川崎F U-18/2年)と連携を取りつつ、相手のアタックを丁寧に潰していく。

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