決定機悔やんだ神戸MF山内翔、聖地国立で口にした強烈な覚悟「今年ダメならサッカー選手として終わりだと…」
ゲキサカ / 2025年2月9日 6時30分
[2.8 富士フイルムスーパー杯 神戸 0-2 広島 国立]
劣勢が続いたヴィッセル神戸が最もゴールに近づいたのは後半10分だった。ボランチ起用のMF山内翔が中盤からボールを持ち上がり、右のMF汰木康也に預けてリターンをもらうと、ゴール右斜め前から右足を一閃。だが、このシュートはGK大迫敬介に阻まれ、跳ね返りを狙ったMF冨永虹七のシュートもDF塩谷司に触られてクロスバーへ。同点に追いつく絶好のチャンスを逃し、流れを掴むことができなかった。
筑波大卒プロ1年目の昨季、3試合の先発を含む8試合の出場にとどまった山内は、このシーンに大きな悔いを残していた。
「チームとして前半なかなかやりたいことができなかったし、ハーフタイムに監督からも周りの選手からも『もっともっとやろう』という声があったなか、後半の立ち上がりはうまく入れたし、自分に決定機もあった。そこを決めていれば試合は変わっていたと思うし、あそこが今日の試合の大きなポイントだったと思う」
昨季の先発3試合のうち2試合は左サイドハーフ起用で、唯一インサイドハーフで先発した1試合も45分間の出場にとどまったため、ボランチでの90分間フル出場には「自分のポジションで90分できて、そこはプロになってから今までなかったのでポジティブなところはある」としながらも、より脳裏に強く残ったのは決定機逸のシーン。「ボールを運んだり、前進させることはこのチームの中でも自分ができることだけど、収穫よりもあそこを決めていればという気持ちが強い」と悔やんだ。
そんな山内だが、プロ入り初先発となった昨季の第8節・町田戦(◯2-1)も国立競技場での試合。この試合でプロ初ゴールも決め、勝利には貢献していたが、同時に本職外起用でのパフォーマンスに不甲斐なさも感じていたという。
その点、本職起用で持ち味を発揮できたこの日のパフォーマンスは一歩前進とも言える。「あの時は何もわからず、左サイドのポジションは普段やっていたわけではなかったので、とにかくがむしゃらにやっていたけど、今日は真ん中のポジションはこういう感じだったなというのを思いながらできた。負けたことはものすごく自分に対するストレスもあるけど、楽しかったなという印象もある」と前向きにも受け止めていた。
今季は絶対的レギュラーのMF山口蛍が長崎に移籍し、ボランチ争いという点では大きなチャンスが広がるシーズン。山内も「あれだけ実績、チームに対する貢献をしてきた方なのでいなくなったことは僕自身も悲しいけど、いなくなったらいなくなったでチームとしてやっていくしかない。自分にしか出せないものを出して、また自分の立ち位置を見出していければ」と意気込む。
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