今田美桜が“杏の当たり役”『花咲舞が黙ってない』にリスクを百も承知で挑戦するワケ
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月6日 9時26分
25年の朝ドラ「あんぱん」のヒロインを務める今田美桜(C)日刊ゲンダイ
2014年と2015年にオンエアされて好視聴率を記録した『花咲舞が黙ってない』(日本テレビ系)の新シリーズが4月期の連続ドラマに戻ってくる。といっても、ヒロインが杏(37)から今田美桜(27)にチェンジするから、これまでのイメージも大幅に変わるはずだ。
池井戸潤氏原作のこのドラマは、怖いものなしの花咲舞が銀行内の悪事にぶつかり闘う痛快エンタテインメントで、杏の当たり役とも言われていた。新シリーズについて、SNSを覗くと《美桜ちゃんバージョンの花咲舞、凄く楽しみ!》《美桜ちゃんが豪快に爽快に、理不尽な慣習を打ち破るのを待ってます》といった声が出ており、期待値の高さが伺える。
2日に行われた制作発表会見で、今田は杏からのバトンタッチについて「正直プレッシャーはありますが、新しい花咲舞を作れたら…」と答えていたが、やはり良し悪しを較べられるのは覚悟の上なのだろう。
■オリジナルドラマを制作する知恵も資金もないテレビ局
ヒロインを演じた昨年3月公開『わたしの幸せな結婚』(東宝)の興行収入が28億円を超える大ヒットになっているが、今田はテレビドラマに関してはこれまで数字(視聴率)に恵まれていない。今回の『花咲舞~』で高視聴率を叩き出し、しっかりとした実績を作った上で2025年前期の朝の連続テレビ小説『あんぱん』に突入できるのか、テレビ関係者は注目している。
ただ、キャストを変えたドラマの新シリーズやリメーク版で成功するのは難しい。かなりハードルが高いのが現実だ。
「例えば『梨泰院クラス』『知ってるワイフ』『グッド・ドクター』といった韓国ドラマのリメイクでオリジナルを超えた作品は残念ながらありません。やはり根底にある文化の違いでしょうか、韓国では大ヒットしても日本ではなかなか難しいのが現状です」(テレビ関係者)
オリジナルを超えられないことが半ば常識として分かっていながら、テレビ局はなぜ過去の大ヒットドラマの制作に触手を伸ばすのだろう。
「テレビ離れ、ドラマ離れが要因のひとつでもありますが、オリジナルドラマを制作する知恵も資金も乏しい現状だからでしょう。過去のヒット作は爆発的にヒットはしませんが固定ファンが付いている。大ゴケまではしないだろうという安心感があるわけです」(前出・テレビ関係者)
それでは、《やっぱり杏ちゃんの方が…》と言われるかもしれないリスクを冒してまで、今田が『花咲舞~』に挑む理由は何なのか?
「女優としての振り幅を拡げたいのが狙いでしょうね。過去には故・竹内結子さんの当たり役と言われた『ストロベリーナイト』から7年後に再構築された『ストロベリーナイト・サーガ』に、同役で二階堂ふみ(29)が出演し、数字的には失敗でしたが二階堂本人への酷評にはなりませんでした。また『ガリレオ』シリーズでは第1シーズンの柴咲コウ(42)から第2シーズンでは吉高由里子(35)にヒロインが変わり、当初は不満の声も聞かれましたが、今や吉高は大河ドラマの主演ですからね…」(芸能プロダクション関係者)
さて、今田版『花咲舞』はどんな評価が視聴者から下されるのだろうか。
(芋澤貞雄/芸能ジャーナリスト)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「花咲舞が黙ってない」に「半沢直樹」登場!? 主演の今田美桜「私たちも楽しみ」、原作者の池井戸潤さん「撮影、頑張って!」
iza(イザ!) / 2024年5月2日 6時0分
-
池井戸潤が「花咲舞が黙ってない」スタジオ訪問! 今田美桜、上川隆也らとの対談で、半沢直樹の登場にも言及
映画.com / 2024年5月2日 6時0分
-
『花咲舞が黙ってない』撮影現場に原作者・池井戸潤が訪問! 今田美桜の演技を絶賛「すごい迫力(笑)」
クランクイン! / 2024年5月2日 6時0分
-
今田美桜の“上昇機運”が止まらない!「花咲舞」も「悪女」も好評、杏や石田ひかりも食った?
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月21日 9時26分
-
春ドラマはこれを見るべし! 山下智久5年ぶりの民放ドラマ主演など、元テレビ局スタッフ注目作3選
オールアバウト / 2024年4月8日 20時40分
ランキング
-
1人気バンドマン 「ラヴィット」生放送でライブチケット1600枚売れ残っていると告白 スタジオどよめく
スポニチアネックス / 2024年5月3日 13時23分
-
2「なんかガリガリ」第4子妊娠の元モー娘。の“激ヤセ”姿に心配の声続出、過去にも体重激変
週刊女性PRIME / 2024年5月3日 17時0分
-
3長渕剛が『とんぼ』歌唱前に熱弁6分「僕の歌は弱虫の歌」「あー苦しんで良かった」
東スポWEB / 2024年5月3日 23時51分
-
4草彅剛主演「碁盤斬り」がイタリア映画祭で〝批評家賞〟 白石和彌監督「みなさんのおかげです!」
東スポWEB / 2024年5月3日 22時30分
-
5「まことお兄さん」トレンド入り モンスターボックス優勝、ママ大声援「子供と応援」「かっこよかった」
スポニチアネックス / 2024年5月3日 22時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください