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伊藤沙莉“トラコ”の「はて?」早くも流行語大賞候補に? 朝ドラ「虎に翼」脚本家とNHKは相性抜群

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月8日 10時56分

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「米子お帰り!」と歓迎ムード(C)日刊ゲンダイ

《最後まで絶対見続けようと決めた》《朝ドラの中で一番好きな作品になる予感》――放送スタートからわずか1週間で視聴者の心をがっちりと掴んでしまったようだ。

 4月1日から始まったNHK朝ドラ「虎に翼」の話で、ヒロインはご存じ、伊藤沙莉(29)。日本初の女性弁護士である三淵嘉子さんをモデルに描くオリジナルストーリーで、日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ主人公の猪爪寅子(いのつめ・ともこ)、通称・トラコを伊藤が演じている。

 ある脚本家は「《脚本が抜群に面白い》と、大多数の視聴者が1話目からそう感じ取ったのではないでしょうか。随所に散りばめられたユーモアセンス、誰の心にもすっと入ってくるストーリー展開。伊藤さん演じるトラコの疑問点は、現代を生きる女性にも通じ、何年経っても日本は変わらないなとガク然としますが、そういった問題や疑問点をしっかりと投げかけているのもいい。しかも押しつけがましくなく実にサラッと」と話す。

「虎に翼」の脚本の面白さは、すでにドラマ制作に携わる業界の中でも話題になっているそうだが、その脚本の吉田恵里香氏は36歳。作品数はまだそう多くはないものの、多くの脚本家に「脚本家なら喉から手が出るほど欲しい」と言わしめる「向田邦子賞」をすでに受賞。受賞作品は2021年度にNHKで放送された連ドラ「恋せぬふたり」だ。

「コミック原作ですが、2020年のテレビ東京の連ドラ『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』の脚本が吉田さんで、主人公の男性2人の心の機微を丁寧に描いたドラマで印象に残っています。2022年放送の本田翼さん主演のTBSの連ドラ『君の花になる』は、その吉田さんのオリジナル作品だと期待しすぎてしまったせいか、正直少し肩透かしではありましたが……」(芸能ライターの山下真夏氏)

■NHKと好相性

 どうやら吉田氏の脚本はNHKと相性がいいようだ。

「昨年放送の単発ドラマ『生理のおじさんとその娘』の評判もとてもよく、その前年の2022年には『恋せぬふたり』でたくさんの人々の共感を得た。そして今の『虎に翼』ですからね」(前出の山下氏)

 脚本が秀逸なのはもちろんだが、ヒロインの伊藤の演技も視聴者を夢中にさせている。

「最近の朝ドラヒロインは有名どころばかり。そのせいで《みんなが知らないフレッシュな人を選んでほしい》という声もありますが、こと伊藤さんに関しては、そういった声は比較的少なかった。むしろ《米子、お帰り!》《米子がついにヒロインに》と歓迎ムードだったように思います」(スポーツ紙芸能担当記者)

 米子とは、2017年に放送された有村架純(31)主演の朝ドラ「ひよっこ」で伊藤が演じた役の名前だ。

「米子は伊藤さんが演じたからこそ、どこか憎めないチャーミングさが際立ち、お茶の間の人気者となった。脚本の吉田さんとNHKの相性がいいように、伊藤さんとNHKの相性もいい。今作では脚本は1人体制のようですが、最後まで今の調子の『虎に翼』の世界観であることを期待しています。寅子の口癖である『はて?』は、今年の流行語大賞に選ばれそうな予感もしますね」と、前出の山下氏は笑う。

 視聴者からの注目度が相当高い「虎に翼」。日常生活でもつい「はて?」と真似しちゃう人が増えそうだけに、流行語大賞もあながち冗談とも……。

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