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【巨人】マイナーでも通用しない32歳の筒香狙う是非…大物加入ならまた若手の芽を摘む

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月8日 14時10分

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阿部監督は「調査はしていただいているみたい」と認めたが…(C)日刊ゲンダイ

 巨人とDeNAが場外戦を演じているという。

「7日に日刊スポーツの東京版が報じた、【筒香 日本復帰】の1面記事です。米大リーグ・ジャイアンツとマイナー契約を結んでいた筒香(嘉智=32)が3月に退団。渡米5年目の今季もメジャーでの活躍の場を得られず、その時点で複数のメディアが【日本球界復帰も視野】と報じてはいました。が、今回の記事はさらに踏み込んでいて、すでに筒香の代理人が国内複数球団と交渉を行っており、巨人は複数年契約を提示しているとか。古巣のDeNAが変わらずラブコールを送り続けている中、記事では巨人が一歩も二歩もリードしているような書き方でした。8日朝には、スポニチも『DeNA復帰至らず 巨人筒香』と報じました」(球界関係者)

 実際、巨人は原前監督時代から、筒香が所属球団を失うたびに繰り返しアタックしてきた。阿部慎之助監督(45)が就任した今季は、外野のレギュラー候補として獲得したメジャー通算178本塁打のオドーアが、二軍調整を拒否して開幕直前に電撃退団。外野のレギュラーを固定できずにシーズンがスタートしており、日米通算223本塁打の筒香は補強ポイントに合致する。

 DeNAに連敗して迎えた7日は3-0で一矢を報いたものの、「3番・左翼」でスタメン出場した丸佳浩(34)が二回の守備から交代。初回の走塁で足に異変が生じた。阿部監督は「走っている姿があまり良くなかった。大事には至っていない。休み明けにはしっかり治して出てくれると思う」と軽傷を強調したが、丸は昨季も不振と故障に苦しんだ。今月11日に35歳になる年齢的にも楽観はできず、代理人を通じて条件提示を行っているという巨人が、いよいよ「筒香獲り」を加速させそうな状況になっているのは確かだ。

「とはいえ、です。日本では2014~19年に6年連続で20発以上をマークしている筒香ですが、20年に海を渡って以降はメジャーとマイナーを行ったり来たりで、22年からはマイナーでの出場も限られた。昨年は68試合出場にとどまり、米独立リーグでのプレーも強いられた。救世主になり得るかは、岩村や福留の例を見ても、微妙でしょう。

大物の加入は若手のチャンスを奪う。せっかく阿部監督がキャンプから競争意識をあおって、ともに2年目の萩尾(23)や浅野(19)、新人の佐々木(24)ら若い芽が出つつある状況です。左の大砲候補の秋広(21)もいる。計17年に及んだ原政権が終わり、ようやくチームが変わるタイミングを迎えた今年、同じようにツギハギ補強をやっていたら、同じことを繰り返すだけじゃないか」(巨人OB)

岩村や福留は日本復帰の年は散々な成績

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