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NHK朝ドラ「虎に翼」が予期せず盛り上がり 女子法学生たちが通う街をブラリ散歩はいかが?

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年4月21日 9時26分

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伊藤沙莉(C)日刊ゲンダイ

 前評判通り、NHK連続テレビ小説「虎に翼」が面白い。女性で初めて弁護士や裁判所長になった三淵嘉子の物語で、相手が誰であろうと物おじしないヒロイン猪爪寅子(伊藤沙莉)が痛快と、テレビでもネットでもたちまち人気となった。そして、このドラマの魅力のもうひとつが、寅子が通う明律大学女子部法科の個性豊かな学友たちである。

 女郎に売られそうになって実家を逃げ出し、男に敵愾心を燃やす男装の山田よね(土居志央梨)、夫や息子のいる年長の大庭梅子(平岩紙)、華族の令嬢で英語が堪能な桜川涼子(桜井ユキ)、朝鮮半島から留学してきた崔香淑(ハ・ヨンス)、上級生のちょっとおっかない久保田聡子(小林涼子)と泣き虫の中山千春(安藤輪子)らだ。

「彼女たちは女性のさまざまな苦難を、それぞれの役で演じているわけですが、朝ドラファンは自分の推しの女子学生を毎朝応援し、それがドラマの盛り上がりになっています。凛々しいよねとけなげな香淑が人気のようですね。ちょっとネタバラシをすると、同級生の多くは家庭の事情や経済的な理由で勉学を続けられなくなります。高等試験(司法試験)に合格するのは寅子と先輩の2人で、彼女らが日本で最初の女性弁護士というわけです。よねは合格できないのですが、パラリーガルになります」(NHK関係の構成作家)

 そんな女子法学生たちが通う明律大学は明治大学がモデルで、ドラマも東京の駿河台、お茶の水周辺で展開する。で、ゴールデンウイークには、その学生街をブラ散歩なんていかがか。

女学生たちの街をブラ散歩

 まず、たびたび登場するアーチ橋は、JR御茶ノ水駅すぐわきの聖橋という想定だが、映像は八王子市の長池公園の見附橋。橋の向こうに見える黄緑色のドーム屋根は、約130年前に建てられた正教会の大聖堂、通称ニコライ堂である。GW中も平日は聖堂内を拝観できる。

 そのニコライ堂の前の本郷通りを下って、小川町交差点を左にしばらく行くと、昭和の趣いっぱいの一角がある。かつては連雀町と呼ばれ、東京大空襲にも焼け残った。老舗そば屋、あんこう鍋や鳥すき焼きの店、寄席などがあって、そこの甘味処「竹むら」が、ドラマでは気鋭の裁判官・桂場等一郎(松山ケンイチ)が団子を食べに通う「竹もと」なのだろう。団子もいいが、作家の池波正太郎はここの粟ぜんざいがお気に入りだった。

 寅子の母・はるが六法全書を買ってやる「法學専門書店・有閑堂」は、神田神保町の書店街にある有斐閣、赤れんがの鉄道高架は中央本線にかつてあった万世橋駅か。

 さらに、靖国通りから駿河台下を御茶ノ水駅方面に上っていけば、左側が明治大学である。

「ブラ散歩の途中に、皇居やお台場を一望できる校舎17階の師弟食堂(学食)や、新緑の街路樹を眺めながら1階のカフェでひと休みなんていいんじゃないですか。ビールなんかもありますしね。学友施設の紫紺館には椿山荘のレストランがあって、本格的なコース料理も楽しめます。いずれも明大の学生や先生でなくても利用可です」(明治大学関係者)

 ただ、休校日はクローズなので、GW中は営業を確認した方がよさそう。

(コラムニスト・海原かみな)

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