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佐久間朱莉が高速グリーンで魅せて…国内メジャーであるか、ジャンボ尾崎門下生同士のV争い

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月4日 10時0分

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佐久間朱莉(C)共同通信社

「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」(茨城GC東C=6665ヤード・パー72)は初日から天候に恵まれていることが、選手を苦しめる一因になっている。

 今大会は公式競技(国内メジャー)ということでコース難度が高い。象徴しているのがグリーンだ。初日から速さは14フィートを超え、2日目は14フィート2分の1。硬さを示すコンパクションは25。女子の大会でこの数値は珍しい。

 首位に3打差の通算3アンダー8位タイの申ジエ(36)は、「このコンディションなら週末は厳しくなると思う」と言った。3日目からも強い日差しの好天予想のため、グリーンはさらに硬くなり、速さも増すと見ているのだろう。

 そこで初優勝を狙うのが、通算5アンダー2位タイと好位置にいる佐久間朱莉(21)だ。

 今の女子プロは古江彩佳(23)、西村優菜(23)、山下美夢有(22)に代表されるように、身長15センチそこそこの小柄な選手は飛距離が出るドローボールが持ち球。しかし、今季のドライビングディスタンス242.70ヤード(25位)で飛ばし屋ではない佐久間は155センチでも持ち球はフェードだ。

 その佐久間が魅せたのが8番(400ヤード・パー4)。「右の木がせり出て嫌だなと思ったけど、高いフェードを打って風にぶつければ良い感じで(グリーンに)止まるかなと思って」手にした5UTでピンそば4メートルにつけてバーディーとした。

 ジャンボ尾崎の弟子といえば原英莉花(25)や米女子ツアーで戦う笹生優花(22)、西郷真央(22)が有名だが、佐久間も尾崎のゴルフアカデミー1期生。高校入学前から尾崎の指導を受けている。

 ツアー関係者が言う。

「佐久間はジャンボに指導を受ける前からフェードを打っていた。小柄で飛距離が欲しい女子プロはみんなドローを持ち球にしているが、フェードの方がボールコントロールがやさしいし、グリーンで止めやすい。フェードが持ち球の尾崎はドローも打ったが、佐久間の持ち球を変えなかった。今回の速いグリーンは佐久間向きと言えます」

 尾崎の弟子でフェードヒッターといえば原もそうだ。

「飛距離が出る原はジャンボの助言でドローをフェードに変えた。当初はアドレスが目標に対して右向きから左向きになるなど、アドレスや弾道イメージなどでかなり苦労したようです。今ではツアー屈指のフェーダーです」(前出・関係者)

 今季の原はここまで不調も、今大会は公式戦3冠を狙っており、通算2アンダー10位タイにつけている。最終日は同門の優勝争いもありそうだ。

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