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八代亜紀「実は、お酒はあまり飲めない」弟分・新田純一が明かす意外な素顔と最期の様子【その日その瞬間】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月3日 9時26分

 この4月、代役を務めていたラジオ番組「ムーンラウンジ八代」は「八代亜紀さん“想い出通り”」と番組名を変え、八代さんと縁の深いゲストと八代さんの曲を聴きながら、思い出話を語っていただく番組に。歌手・神野美伽さんや元付き人の女優さんらが来てくれて、先日は歌手・日野美歌さんがいらして号泣。僕も一緒に泣いてしまいました。

 八代さんの歌って、素晴らしい曲がいっぱいありますよね。僕が一番好きな歌は「花(ブーケ)束」。演歌っぽくない曲で、いじらしい女心を八代さんがかわいらしく歌っている曲です。

トラウマになっている父親の延命措置をしない選択

 16年前に72歳で亡くなったオヤジの死も僕にとって大きなターニングポイントでした。オヤジは1978年に「夢追い酒」が大ヒットした渥美二郎さんのバックバンドでバンドマスターなどを務めたトランペッター(ビン筒井)。僕の芸能活動もいつも応援してくれていました。

 オヤジは糖尿病で、重い脳梗塞を発症してしまい、一人息子の僕が延命措置をとるかどうかの選択を迫られました。ゴルフ好きで、元気な頃「ゴルフができなくなったら死んだ方がいいよ」と話していたことを思い出しました。お医者さんに「延命措置をして回復したら、ゴルフができるようになる確率がほんの少しでもありますか」と聞いたら、「やるどころか、ゴルフ番組を見ることさえできない」と。ショックでした。迷いに迷った末に結局、オヤジの言葉を尊重し、延命措置をしない選択をしました。

 でも、オヤジのバイタルサイン(呼吸や体温など生命活動における重要な指標)がどんどん下がっていくのを、ただ見守ることしかできないのはつらかった。僕の選択は本当に正しかったのか。僕がオヤジの死を決めてしまったようで今もトラウマになっています。

 オヤジは脳梗塞で倒れる前、軽い心筋梗塞を患ったんです。その時に事の重大さに気づいて、たばこや酒を何としてもやめさせておけばよかった……今もその後悔がぬぐえません。

 オヤジが亡くなった時、僕は45歳。普通に元気だったので病気や体のことは気にしていなかったのですが、オヤジの死をきっかけに健康について少しずつ勉強を始めました。

 芸能界は見た目も大事ですし、いつまでも若々しく元気でいたい! という思いから学びを深め、たどり着いた美容健康法がファスティング(断食)でした。今から8年ほど前のことです。

 ファスティングの中でも、効率よく細胞に働きかける「ミネラルファスティング」というメソッドで、食を改めることの大切さを知識と実践から学ぶものでした。僕自身も、これこそが美容・健康の原点だと体験を通じて確信しました。

 そしてもっと詳しく学びたいと、一般社団法人分子整合医学美容食育協会が認定するファスティングマイスター初級を取得。続けて2級まで資格を取得しました。そしてご縁をいただき、今は協会が運営するミネラルファスティング指導者の育成団体「ファスティングマイスター学院」の顧問を務めています。

 7年前には母も亡くなり、その後コロナや八代さんのこともあり、ますます健康の大切さを痛感しています。健康で楽しくいつまでも若々しく元気に生きることが大事です。

 芸能活動と並行しながらファスティングマイスターとして、少しでも多くの方が健康で楽しく長生きするためのサポートをさせていただきたいと思っています。

(聞き手=中野裕子)

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