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田原俊彦さんは15歳でジャクソン5「I Want You Back」に脳天を撃ち抜かれた…MJ見続け48年【私の人生を変えた一曲】

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月24日 9時26分

 9月でしたね。合宿所にいたら、ジャニーさんがでっかいオープンリールのデッキを持ってきまして。その時みんなに見せてくれたのがジャクソン5の「I Want You Back」。まだ11歳のマイケル・ジャクソンがお兄さんたちに交じって、メインボーカルで歌ってた。リズミカル! この人はゴム人間かというくらい動きが柔らかい。そんな彼が歌って踊るシーンを見て、脳天を撃ち抜かれた感じがしました。それぐらいの衝撃でした。

 それを僕が見たのは15歳。マイケルは僕より2つ上だけどその時は18歳になっていた。ソロデビュー前後、アルバムの「トライアンフ」を出したくらいでしたね。

 日本ではというと僕が田舎で見ていたのは沢田研二さん。ジュリーはスーパースターでした。その下に新御三家といわれた西城秀樹さん、野口五郎さん、郷ひろみさんがいて、女性は山口百恵さん、キャンディーズ、ピンク・レディーとか。でも、マイケルは日本のスターと比べて衝撃の度合いが違っていた。歌って踊るエンターテインメントはマイケルが基本だと思いましたね。マイケルはその後ソロになり、スターダムを一気に駆け上がって、アルバム「Thriller(スリラー)」(1982年)でドカンと売れます。

マイケルだけは来日するたびに見に行きました

 僕はドラマ「3年B組金八先生」で人気になり80年のデビュー曲「哀愁でいと」がヒットしましたが、その間もマイケルを見続けました。20代から30代、40代、彼が50歳で亡くなるまでショーを作る上でもずっと参考にさせてもらいました。曲の並び、セットリストから照明、衣装なんかもちょいちょいマネして。マイケルが手袋をしたら僕も手袋をする、ボルサリーノをかぶって踊ったら僕もかぶる、ムーンウオークも習得する……。

 マイケルは4回ツアーで来日し東京ドームなどで公演を行っていますが、全部見に行ってる。これまでロッド・スチュワート、ビリー・ジョエル、ダイアナ・ロス、マドンナ、ジャネット・ジャクソンら外国の名だたるアーティストの公演に行ってるけど、どれも1回こっきりです。でも、マイケルだけは来日するたびに見に行きました。

 どんなショーをやるのか、どんな動きをするのか……そういう意識で見ていましたね。毎回やる曲はそれなりに決まっている。でも、それでも飽きない。何回見ても盗むところがあるから。マイケルに関しては僕はちょっと異常でしたね。

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