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今季初勝利のロッテ中森俊介…母が語っていた「おばあさん救出劇」「教育方針」「プロ入りの経緯」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年6月26日 21時27分

今季初勝利のロッテ中森俊介…母が語っていた「おばあさん救出劇」「教育方針」「プロ入りの経緯」

初勝利をあげた中森俊介(C)共同通信社

 26日の楽天戦でロッテ中森俊介(22)が今季初勝利を挙げた。

 2020年ドラフト2位でロッテに入団。一軍デビューした昨季は13試合(2先発)で3勝2敗。3年目の今季はさらなる飛躍が期待されている。

 日刊ゲンダイは中森が明石商3年秋、プロ入り直前に母・美幸さんを取材。そこで語られた中森の素顔とは。今季初勝利に際し、当時のインタビュー記事を公開する。(本文は2020年9月16日に掲載)

  ◇  ◇  ◇

 進学か、それともプロか――。進路を決めかねていたといわれるドラフト1位候補、明石商(兵庫)の中森俊介(3年)が10日、プロ志望届を提出した。1年の夏から3季連続甲子園出場。昨年はチームを春夏連続4強に導いた右腕に対しては、プロもその進路に注目していた。8月の甲子園交流試合では群馬の桐生第一戦に先発。2失点で完投勝利を収めたにもかかわらず、「完封できればプロでできるという自信になる。そういう気持ちでマウンドに上がったが、9回2失点。まだまだ実力が足りない」と話していた。早くから大学進学が濃厚とされ、明大が獲得に熱心だったといわれる中、プロ志望届を出した裏に何があったのか。進学に未練はないか。母・美幸さんに話を聞いた。

 ――大学進学が濃厚とされていたが、なぜプロ志望届を出したのか。

「小さい頃からプロ野球選手を目指して、自分で計画を立ててやっていました。『(進路を)迷っている』とは言っていましたが、やはり、プロへの気持ちの方が強かったのだと思います」

 ――結論に至るまでどのような経緯があったのか。

「今月の頭くらいに『結局どうするん?』という話をしたら、『自分的には(プロに)挑戦してみたい』と。主人も、『大学は行きたいときに行ける。プロの世界は4年後だとどうなるか……。チャンスがあるときに行ってみたらどうか』と後押しをしました。それで本人も意思が固まったようです。それに、前々から明石商の狭間善徳監督に、『おまえは体がホンマ硬いし、大学よりも設備の整ったところで、良いトレーナーにケアしてもらいながら挑戦したらどうか』と言ってもらっていたこともあります」

 ――いくつかの大学、特に明大から熱烈オファーを受けたそうだが。

「私たちの方には来ませんでしたが、本人や狭間監督には話があったようですね。熱心に誘ってもらったようで、それで悩んだというのもあります」

 ――ご両親としては子供の進路について、大学とプロのどちらを望んでいたのか。

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