「石丸構文」は過去の「〇〇構文」を超えた!「生き様が丸出しでキャッチー」と識者指摘
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月10日 9時26分
「通常、『〇〇構文』というのは文章のスタイル、ともすれば文法的な話ですが、『石丸構文』はすでに『構文』という単語の意味からはみ出しています。それでも、本人のキャラがあまりにも見事に立っている表現になってしまっており、これまでの『〇〇構文』とは違う新しい使い方をされてネットユーザーに面白がられているという状況です」
その結果として生み出されたのが、本人がSUBWAYに行った場合を想定しての大喜利状態。併せて井上氏は、石丸氏が会話中にマウントを取ろうとする際の特徴が「視聴者の身近な例に重なったのではないか」と指摘する。
「通常、会話中にマウントを取る場合はさりげなくやるものですが、石丸氏はその意思が明確すぎます。視聴者はマウントを取ることを最優先にしながらスタジオとやり取りする石丸さんの姿を見て、それこそ、『会社の会議でマウントを取り合う部長と課長』といった、実に身近な例を連想して笑いのツボにはまってしまったのではないでしょうか。ご本人がよく使う表現で『可視化』というものがありますが、今回は視聴者の身近な例が『可視化』されてしまったのだと思います」
■ある意味「クソリプ」だったり?
卑近な例が頭に浮かんだというのであれば、その「あるある感」が面白さを増幅させたということになるだろう。最後に、一連の石丸氏の態度だが、Xでよく見られる絶妙にズレたリプライの「クソリプ」を連想させはしまいか。
「100%重なるとは言いませんが、類似性はあると思います。論点を絶妙に外すといった瞬間があるように思えますので、ある意味、詭弁術の1つかもしれません。SNSを多用する方ですから、それらの手法にたけているのは実に自然でしょう」
今回のやり取りを見て、「会話」とはいったい何なのかを再考させられた方は多かったのではないだろうか。
◇ ◇ ◇
選挙終了後から「台風の目」になった感のある石丸伸二氏。注目のかみ合わないやり取りは…●関連記事【やっぱり】石丸伸二氏に若者支持も「上司にしたくない?」…妻や同級生の応援目立った安野貴博氏との違い…で詳報している。
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