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熟睡のためのエアコン使用法「3つの誤り」を正す この夏も災害級の暑さに

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 9時26分

■冷気の通り道に濡れタオルなどで加湿を

 なるほど、冒頭の太田氏が知らぬ間にエアコンのスイッチを切ってしまったのは、同じ室温による“寝冷え”を感じた末のことかもしれない。それで室温が少しずつ反転して上昇し、“棺桶級の熱さ”につながったとすれば合点がいく。適度な除湿はよくても、過度な除湿はよくないわけだ。これがエアコン使用における誤りの3つ目だという。

「エアコンをつけっぱなしのまま就寝して朝起きたら、のどがイガイガしていたという症状は乾燥が原因です。エアコンの冷気の通り道に濡れたタオルをつるしたりして適度に水分を補う工夫は必要でしょう。それはのどの乾燥対策にもなりますし、適度な湿度をキープすることで“寝冷え対策”にもなります。一石二鳥です」

 吉竹氏の説明に耳が痛いという人はかなりいるのではないか。かくいう記者もその一人だ。低湿度による“寝冷え”はシーズン中に何度となく経験している。それも毎年だ。温度設定はクールビズ推奨より1度高い29度だから、「“寝冷え”を感じると、直風がよくなかったか」くらいにしか思っていなかったが、深く納得。低湿度対策として濡れたフェースタオルやバスタオルを寝室につるし始めたところ、のどの状態もよく、“寝冷え”も感じなくなった気がする。

 こうしたエアコン使用に伴う工夫に加え、取り入れたいのは入浴だ。シャワーではなく、ベッドに入る1時間半くらい前までに全身浴をしておくのが効果的という。

「ヒトの体は、体温が下がるときに眠くなるようにできています。そのスムーズな入眠態勢に導くには、シャワーで済ませるのではなく、全身浴でしっかりと体を温める方が効果的。そのタイミングがベッドに入る1時間半前までなのです」

 2年連続となる“災害級の猛暑”は、まだ始まったばかり。厳しい夏を乗り越えるには、エアコンなどを賢く使って、疲れを持ち越さないことが肝心だ。きょうから実践しよう。

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