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【特別対談】南野陽子×松尾潔(2)芸能の仕事をやっていなかったら…「『バツ2の事務』とか(笑)」

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月15日 17時2分

松尾 「もう、足を洗おう」って?

南野 そう、早めに一般に戻ることを考えて、喫茶店でバイトを始めましたから(笑)。

松尾 その話、どこかで小耳に挟んだんですけど、実話だったんですね。

南野 ドラマの撮影が少し遅れて、3日だけオフができたんで「実家に帰ろう、ついでにバイトしよう」って、友だちに頼んで探してもらったのが、地元のカフェ、時給650円(笑)。

松尾 実際に働いたんですか?

南野 働きました。でも、人がわんさか来て、3日目にはそこの店舗の社長がハイヤーで迎えに来たりして(笑)。

松尾 さすがにそのときは「これ、もう堅気の仕事はできない」って悟ったでしょう?

南野 逆です。「いけるな」って思いました(笑)。実際、楽しかったし。

松尾 では、もし芸能のお仕事やってなければ、何をしていると思いますか?

南野 何だろ?「バツ2の事務」とか(笑)。

松尾 設定がリアルすぎ! それってお友だちの誰かを思い浮かべてるんじゃ?(笑)

南野 そうかも。それも派遣で「会社通さずにやって」って要求したりして(笑)。

松尾 もう、マイりました! =第3回につづく

(構成=細田昌志 取材協力=新宿「風花」)

▽みなみの・ようこ 1967年6月23日生まれ、兵庫県出身。85年「恥ずかしすぎて」でデビュー。主演ドラマ「スケバン刑事Ⅱ」で注目され、歌手、女優として活躍。伝説の歌番組「ザ・ベストテン」(TBS系)への出演映像を収録したブルーレイBOX「南野陽子ザ・ベストテンコレクション」が発売中。

▽まつお・きよし 1968年1月4日生まれ、福岡県出身。早大卒。音楽プロデューサー、作詞家、作曲家。MISIA、宇多田ヒカルのデビューにブレーンとして参加。プロデューサー、ソングライターとして、平井堅、CHEMISTRY、SMAP、JUJUらを手がける。EXILE「Ti Amo」(作詞・作曲)で第50回日本レコード大賞「大賞」を受賞。近著「おれの歌を止めるな」(講談社)が発売中。

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