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28年ロス五輪へのメジャーリーガー派遣を実現させる「大谷」という内圧、NFLという外圧

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月18日 11時42分

 ロス五輪では「野球・ソフトボール」などとともに、アメリカンフットボールを源流とする「フラッグフットボール」が実施される。アメフトとはルールもプレースタイルも異なるとはいえ、競技の世界的な普及に向けてNFLが全面的に協力。多くの現役選手もNFLの方針に賛同しており、大谷が昨オフ、プロスポーツ史上最高の「10年総額1000億円超」の巨額契約を結ぶまで、北米プロスポーツ史上最高額(10年730億円)だったチーフスのQBマホームズらのスーパースターがロス五輪に出場する意向を明らかにしている。

 年々、観客動員数、視聴率とも頭打ちの野球とは対照的に、NFLの人気は堅調。今年2月のスーパーボウルの総視聴者数は史上最高の1億2340万人を記録した。

 内圧、外圧の2つのプレッシャーにさらされるマンフレッド・コミッショナーがこのまま「五輪無視」を貫くことができるのか。希代のスター選手である大谷の意向が、MLBの消極的な姿勢に風穴をあける可能性が出てきた。

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