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指が変形する「へバーデン結節」は最新治療で進行を食い止める

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分

 これまでへバーデン結節に対する治療は、湿布薬や痛み止めの処方といった対症療法が基本で、進行を食い止める方法はないとされていた。それが近年、有効な治療法として注目されているのが「動注治療」だ。奥野氏が2014年に開発した方法で、モヤモヤ血管に直接薬剤を注入して痛みを緩和させるという。

「動注治療は、手首の橈骨動脈、または肘の上腕動脈の位置を超音波で確認した後、抗生物質からできた薬剤を注入し、モヤモヤ血管を詰まらせることで痛みや炎症を抑える方法です。所要時間は1~2分と短く、注射針も採血で使うものよりも非常に細いので、痛みはほとんどありません。さらに、当院で動注治療を受けた100人にアンケート調査を行ったところ、9割は症状の改善が見られ、7割は3年後も症状の改善が続いていたと回答されています。完治まではいかなくても、進行を遅らせて指の変形を予防できる画期的な治療法といえます」

 現在、動注治療は国内の60以上の医療機関で導入され、実施された8000件の症例のうち、重篤な副作用は1件も報告されていない。

 動注治療の費用は、オクノクリニックの場合、片手2万5000円、両手3万5000円(いずれも税別)だ。長引く痛みに悩まされているなら、検討してみてはどうか。

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