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バスケ元日本代表監督が徹底解説!八村、渡辺ら「ビッグマン」に代わる“控え選手”がカギになる

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月30日 23時36分

バスケ元日本代表監督が徹底解説!八村、渡辺ら「ビッグマン」に代わる“控え選手”がカギになる

ドイツ戦の八村(C)ロイター

 昨夏のW杯(日本・沖縄ほか3カ国共催)で、アジア勢最高の19位に入り、1976年モントリオール大会以来、12大会48年ぶりの自力出場を果たした男子代表。レイカーズ・八村塁(26)、グリズリーズなどで日本人最長の6シーズンプレーした渡辺雄太(29=現千葉ジェッツ)のNBA勢2人を中心にした今回は史上最強メンバーの呼び声が高い。前回の東京五輪で女子日本代表を史上初のメダル(銀)に導いたトム・ホーバス監督は「強くなった日本を見せて世界を驚かせたい」と初の決勝トーナメント(ベスト8)進出を目標に掲げている。元日本代表監督の長谷川健志氏に男子代表の可能性を聞いた。(7月18日発行、日刊ゲンダイ臨時特別号 パリ五輪完全ガイドに収録)

  ◇  ◇  ◇

■男子

 今回、ポイントガード(PG)は富樫勇樹(30=167センチ)、河村勇輝(23=172センチ)、テーブス海(25=188センチ)の3人。司令塔の3人は小柄だが、八村(203センチ)、渡辺雄(206センチ)、ジョシュ・ホーキンソン(29=208センチ)ら、身長2メートル超えの「ビッグマン」を5人揃えた。

「五輪では河村、比江島、八村、渡辺雄、ホーキンソンの5人がスタメンで起用されると思います。八村、渡辺雄は日本で4試合行われた強化試合に出場せず、連係面での不安を指摘されていますが、渡辺雄はホーバス監督が指揮を執った昨夏のW杯に出場しており、八村にしても過去、共にプレーした選手もいる。チームへの適応に時間はかからないでしょう」

 問題はスタメン5人が交代でベンチに下がっている間、控えメンバーがどう試合をつなぐかだ。特に八村、渡辺雄、ホーキンソンの3人は得点源であり、守りでも中心的存在でもある。

「対戦相手は、この3人に対してコンタクトを高く保ちながらプレッシャーをかけてくるだけに、各試合とも30分以上、プレーするのは厳しい。代わってコートに立つジェイコブス、渡辺飛らが、いかにスタメン選手を補えるかにかかってきます。タフな相手との試合が続く本番では、控え選手がそれぞれの長所を発揮できるかが鍵を握ることになります」

 世界ランキング26位の日本は1次リーグB組で、23年W杯優勝のドイツ(世界3位=27日)、フランス(同9位=31日)、五輪最終予選(ОQT)を勝ち抜いたブラジル(同12位=8月2日)と対戦。世界ランクで日本はグループ最下位、出場12チームの中でも下は同33位の南スーダンだけだ。

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