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恩師が語るフェンシング江村美咲 意外な親娘関係と強さの原動力...個人戦の屈辱晴らす団体銅

日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年8月5日 7時53分

「父親なら娘さんに甘くなりそうなところですが、試合に負けても特別慰めることもなかったと聞いています。今どきは褒めないと練習しない選手も多いですが、そういうこともなかった。試合に負けても相手をリスペクトできる性格。フェンシングは気持ちの持ちようがプレーに大きく影響するので、彼女のメンタルコントロール技術も今の学生に見習ってほしいと思っています。常に上を目指して決めたことに向かって努力し続けられるのが彼女の強さの原動力ではないでしょうか」

 宏二さんは08年北京、12年ロンドン五輪では日本代表監督を歴任。現在はスポーツ関連企業「株式会社エクスドリーム・スポーツ」の社長としてフェンシング教室を運営している。江村が小学3年のとき、教室で遊び半分でフルーレを始めたのが競技に触れるきっかけだったという。小学校卒業直後にはサーブル大会で優勝して同種目に転向。中学生の頃にはトップを目指して海外遠征が増えるようになった。

 板橋区立志村第二中3年時に担任を務めていた細田治男教諭(68=社会科)はこう振り返る。

「海外遠征で学校に来られないときはきちんと自分で報告してくれる子でした。遠征から帰ってきた際にはクラスのお友達にお土産のお菓子を買ってきてくれることもあり、給食のときにみんなに配って食べた記憶があります。芯の強い子だったという印象がある一方、『お父さんの指導が厳しい』とこぼすこともあり、練習が大変なんだろうなと思うこともありました」

 家族一丸で掴んだ2度目の五輪切符。個人の屈辱を見事に団体で晴らして見せた。

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